みらいコンサルティング株式会社
金井健一
私たちがお手伝いさせていただいているコンサルティング業務には大きく2つのパターンがあると思います。
一つは、会社自身が将来に不安を抱えた場合もしくはチャンスを発見した場合に、何かより良い方法はないかと自発的にご相談していただくもの、もう一つは、業務上接する制度や規制がある場合もしくは新しく定められた場合、それに対応するためにより効率的な方法はないかと受動的にご相談いただくものです。
最近よくご相談いただいている内部統制の構築についてもどちらかといえば、後者の要素が強い場合が多いと思われます。
そのような場合に私たちが意識していることは、「制度を必要悪として消極的に捕らえるのではなく、そのような制度からどれだけ『会社の資産』となるようなものを作り上げるかを積極的に考える」ということです。
ひとえに「会社の資産」といっても色々なものがあります。内部統制を例にとってみると、直接的な成果物となる業務フロー図や業務記述書、リスク・コントロール・マトリックスを作って、業務を“見える化”することも大きな資産ですが、その他にも以下のようなものがあります。
等、大変多くのものが会社の資産となり得ます。
「制度」と聞くと私は信号機をイメージします。信号機を一つ設置する時には、やはりそこには必ず「何か理由」があると思います。最近多くの事故が発生しているとか、地域住民の強い声があるとか、他国の制度に合わせてとかです。このため、信号機ができた場合、それを煩わしいだけとは思わずに、こんなことを考えてみるように心がけています。
私たちは、内部統制を価値ある「会社の資産」の形成の場として捕らえ、クライアントの皆様と共に考えることによって、共により多くの資産を作り上げていきたいと思っています。