中国の通信キャリアは、2008年の再編後大手3社に集約された。
「中国移動China Mobile」「中国電信China Telecom」「中国聯通China Unicom」の3社。
この3社の携帯加入件数は以下のとおり。(2011/12期)
中国移動:649百万人
中国電信:126百万人
中国聯通:199百万人
その合計は、なんと9億7,500万人を超え今にも10億人を突破しそうな勢いだ。
スマートフォンが本格的に普及しているため、各社とも3Gユーザーが大幅に増加しており2011年の決算を見ても好調である。
特に注目するのは、「中国聯通」。 今年3月に中国電信がiPhoneを取り扱うまでは中国聯通の独占であった。その効果か、2011年度の増収幅、増益幅ともに3社中トップとなっている。
年々シェアを落としている中国移動も、iPhone効果は無視できず、水面下でのアップルとの交渉が伝えられている。
この構図、どこかの国とまったく同じではないだろうか?
改めて感じるのは、iPhoneの通信業界への圧倒的な影響力である。
ちなみに、私は以前から中国移動を使用していたため、iPhoneに中国移動のSIMカードを入れて使用している。
ただし、中国移動は独自の3G方式(TD-SCDMA)を採用しており、iPhoneはこれに対応していないため2Gでしか通信できない。
明らかに速度も遅く、その割に料金はかかり非常に不便であるが仕方ない。
日本にあって中国に無いもの、「ナンバーポータビリティ(MNP)制度」。■
関 一則
董事総経理
唯来企業管理諮詢(上海)有限公司

