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  1. ~キャッシュレス時代の中国テレビ業界~ 深センEYE

Professional Eyesプロが語る経営のヒント

2020.02.18

~キャッシュレス時代の中国テレビ業界~ 深センEYE

日本より「キャッシュレス化」が進んでいる中国では、テレビ業界でも革命が起きている。
日本ではまだ地上波と衛星放送が主だと思うが、中国ではインターネット放送が普及していて、TVを無線WIFIに繋ぐだけで、テレビ放送だけではなくドラマなど各種番組を視ることができる。
家電メーカーが意図的に自社のショッピングモールをコンテンツの中に盛り込んでいることも特徴的だといえよう。
この65インチテレビは「小米」という携帯電話からスタートし、現在はスマート白物家電へも参入している総合家電メーカーである。写真のようにテレビをつけるとメインメニューに「小米」オンラインストアがあり、「小米」ブランドの各種家電の紹介画面が現れる。
QRコードで会員登録さえしておけば、モバイル決済で好きなときに「小米」製品を購入することができるわけだ。
日本だと、たとえばTOSHIBAのテレビを買ったとしても、TOSHIBAの冷蔵庫の広告が買ったテレビの画面に流れてくることはないであろう。特に広告に規制があるとは思わないが、こういうところにも考え方の違いが見て取れるのではないだろうか。

もう一つ面白いのは、有料コンテンツの購入方法だろう。日本でBS、CSを視聴するための利用料金の支払方法は、クレジットカードか口座振替だったと思うが、中国では直接画面のQRコードを読み込みだけで完了する。1カ月視聴、3か月、1年、2年等に分けられていて、とても手軽である。なにより便利なのが、気が変わったときに変更や解約手続きが簡単にできることだ。
地方放送だけでも80局以上もあるテレビ業界において、有料コンテンツの競争も当然激しい。気が短い中国人視聴者にとっては、1か月単位で見極めることができ、迅速に支払まで完結できるキャッシュレス方式はむしろ向いているかも知れない。

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姜 香花

姜 香花
Kan Koka

唯来企業管理咨詢(深圳)有限公司 副総経理

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