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  1. スマートシティー化は サービスの透明化に

Professional Eyesプロが語る経営のヒント

2020.12.02

スマートシティー化は サービスの透明化に

筆者がいる深圳は中国の「シリコンバレー」と呼ばれていて、Huawei、Tencent等の大手IT企業と政府間の連携が多様化しています。特に、スマートシティー化においては中国国内のスマートシティー発展ランキングで4年連続1位を獲得しています。行政手続き、政府ガバナンス、交通管理、環境等の分野でのビッグデータ収集と分析システムの実装が進み、着実に成果をあげています。
なお、スマートシティーに欠かせない5Gの基地局建設ですが、2020年8月17日に深圳市長は、深圳市のすべてのエリアで5G NSAネットワークが整備されたことを発表しました。現在、深圳市内の5G基地局は4.6万個を超えていて、世界発の5G都市となっています。
弊社もHuawei製5G対応タブレットを備えましたが、テレビ会議やウェビナーでは、Wi-Fi利用より通信が安定し、ストレスなく利用することができています。下記、左上に5Gが表示されています。

 

さて、日常生活で深圳のスマートシティー化を実感しているのは、ガバナンスとサービスの透明化にもあります。深圳市のシートベルト義務化が完全に定着したのも、スマートシティー化の一貫である交通監視カメラが数え切れないほど据え付けられたことも影響しています。監視カメラによる厳重な取り締まりで、違反者には即罰金が課されます。いつ、どこで撮られるか分からないので、タクシーの運転手も乗客がシートベルトをしないと発車しなくなっています。

 

また、空港サービスも透明化になりつつあります。かつて中国では、旅客の預けたスーツケースの紛失や破損が多発していましたが、深圳空港は定点カメラでスーツケースの取り扱い現場の映像を流しており、自分の荷物はQRコードを使用して場所を特定することができるようになっています。

これからは、スーツケースが乱暴に扱われる心配は無くなるでしょう。
このようにスマートシティー化によるサービスの透明化が、サービスの質の向上にも繋がり、延いては国民に快適な生活を与えていると言えるでしょう。
最近では政府のスマートシティープロジェクトに外資系の参入事例も出ていますので、日本の技術との融合も期待するところです。

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姜 香花

姜 香花
Kan Koka

唯来企業管理咨詢(深圳)有限公司 副総経理

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