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  1. 自律は私に自由を!

Professional Eyesプロが語る経営のヒント

2021.02.01

自律は私に自由を!

最近中国では若い世代を中心に健康志向が高まってきており、会員制ジムとフィットネスクラブが急増しています。
ランニングなど気軽にできる運動だけでなく、パーソナルトレーナーの指導の下、本格的なトレーニングに取り組む人も多く、ジム通いが一つのライフスタイルになりつつあります。
しかしながら、今年は新型コロナウイルスの影響による外出制限と各種施設の集団利用制限などにより、フィットネスのオンライン化が進み、自宅でもトレーニングができるオンラインレッスンが盛況です。
中でも注目を集めているのが「Keep」というアプリです。
記事のタイトルでもある「自律は私に自由を」はKeepのスローガンでもあります。

 

運営する会社は2014年に設立されたスタートアップ企業でありながら、2017年にはユーザー数1億人、2019年度には2億人を突破し、急激に成長しています。
そんな中、今年の5月には、シリーズEとして8,000万ドルの資金調達をし、スポーツテクノロジー分野で最初の「ユニコーン」企業となりました。
アプリには入門編から、ヨガ、脂肪減量、筋肉作り、部分痩せ、ウォーキング、ランニングなどのカテゴリーがあり、また各カテゴリーには初級者から中級者などに合わせて、トレーニング時間と難易度が異なる1200以上のコースが用意されています。
また、自分の身長・体重・週間トレーニング可能時間・目標などの基本情報を入れることで、アプリが自動的にトレーニングメニューを作ってくれるので、悩むことなく、また飽きることなく、フィットネスを楽しむことができます。

いずれのコースも呼吸、動きのポイントなどを音声と動画で指導してくれるので、非常にわかりやすくつくられています。

また、Keepはトレーニング機能以外にも、様々なソリューションを提供しています。
特に若者に人気なのは、SNS機能を通して自分のトレーニングの様子や、決意表明、トレーニングの成果などの共有です。ユーザー同士のランニング情報も確認できるので、より達成感をもたらすことができます。

例えば、バーチャルでアメリカボストンのキャッスルアイランドをランニングできるコースであり、臨場感を味わうことができます。

 

Keepのすべての資金調達ラウンドに参加しているGGVキャピタルのエグゼクティブディレクターによると、中国のスポーツ人口は3億6,000万人であり、消費需要は膨大である中、Keepは間違いなく国民的ブランドになるとのことでした。
中国のフィットネス普及率は世界に比べるとまだまだ低いので、今後市場は更に拡大していきます。関連商品のECも始めているKeepのビジネスモデルがこのまま先頭を走っていくのか、それともまた新たなアイディアを持つライバルが出てくるのか、今後の戦いが楽しみです。

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姜 香花

姜 香花
Kan Koka

唯来企業管理咨詢(深圳)有限公司 副総経理

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