みらいコンサルティンググループ

住んでみて感じる「苫小牧(とまこまい)市」の魅力

北海道で生活を始めて約1年半が経過しました。子育ての関係もあり、新たな生活のスタイルとして2023年3月より苫小牧市で生活しています。

 

苫小牧市は、北海道のゲートウェイである新千歳空港から、車で30分の距離にあります。苫小牧(とまこまい)の名前をご存じの方も多いと思いますが、王子製紙株式会社を中心に発展し、今ではトヨタ自動車北海道株式会社、いすゞエンジン製造北海道株式会社、アイシン北海道株式会社など自動車製造関連企業が多く集積するとした工業都市・港湾都市になっています。また、ホッキ貝の漁獲量が日本一で(2021年時点867トン)、2002年には「市の貝」に制定されています。2022年時点の人口は約16万8千人、北海道の都市のなかでは4番目に人口が多い市です。最近の話題としては、隣町の千歳市に半導体メーカーであるラピダスが設立されることとなり、国内外から研究者や技術者が続々と集結する見通しであることから、苫小牧市の住まい人口は増加を見込んでおり、さらなる盛り上がりが期待されています。

 

苫小牧市のもうひとつの側面としては、北海道の海の玄関として、カーフェリー・RORO船・内外航定期コンテナ船など多数の航路があることです。また、多くの人々に潤いと憩いの場を提供する豊かなウォーターフロントの形成を目指し「勇払マリーナ」や「ふるさと海岸」「キラキラ公園」など、これからの港湾に求められる親水空間の創造にも力を注いでいます。そんななか、苫小牧市の賑わっている場所として「港市場」があり、アフターコロナに伴い徐々に港も観光客で賑わいを取り戻しつつあります。もっとも有名なのが、漁獲量日本一のホッキ貝を使った「ホッキカレー」。実際に私が注文した「ホッキカレー」の写真です。見た目も味もインパクト抜群です。

実際に住んでいて特に感じるのがインフラの整備が整っていること(たとえば、札幌まで車で1時間、新千歳空港まで車で30分、本州と結ぶ港、高速道路のICが3ヶ所(苫小牧東、苫小牧中央、苫小牧西)あるなど)、そして、太平洋に面していることから北海道のなかでは降雪量が少なく住みやすい、ということです。充実したインフラ、そして気候が産業を呼び、結果として人口や旅行客の誘致につながっているのではないかと思います。

 

自然の豊かさはもちろん、それぞれの市町村で異なった魅力があると思いますが、ぜひ一度「苫小牧市」にもお越しいただき、港市場で日本一の漁獲量を誇るホッキ貝を使った「ホッキカレー」を食べてみていただけるとうれしいです。

 

<執筆者>

北海道地域創生プラットフォーム株式会社(HPR2) 

小嶋 惇也