みらいコンサルティンググループ

旭川にサテライトオフィスを開設しました!

2023年12月1日、北海道旭川市にみらいコンサルティンググループのサテライトオフィスを新たに開設しました。国内拠点としては、17カ所目です。

旭川市は北海道の中心に位置し、石狩川と多くの支流が合流し、雄大な大雪山連峰に囲まれた肥沃な盆地が広がっています。アイヌの人々の営みと開拓の歴史によって、交通の要衝・物流の集積地として発展し、現在は、北北海道の拠点都市として、都市機能が充実しています。

産業としては、高燥平坦な肥沃な大地を活かした稲作をはじめとする農業が盛んではありますが、家具の聖地とも呼ばれていることをご存知でしょうか。「旭川家具」は日本の五大家具の一つと数えられ、良質な木材と高い技術力・デザイン性が特徴となっています。

旭川の家具産業は、明治中期頃から始まりました。陸軍第7師団が置かれ、鉄道が開通し、客車整備のための木工場が設立されたことをきっかけに、本州から多くの建築・建具職人が移住しました。大雪山の森の木を伐り出し、机や椅子などの製造が始まったことが発祥といわれています。

一世紀以上の歴史をもつ現在も、100以上の事業所があり、北海道で製造される家具の約6割は旭川産といわれてます。

 

「上質な家具が日常に溶け込む街」

旭川の玄関口、JR旭川駅へ目を向けると、木材が豊富な街であることがひと目で分かります。階段の壁、手すり、天井にも北海道産のタモ材がふんだんに使われており、洗礼されたデザインとなっています。また、踊り場には、「国際家具デザインコンペティション旭川」の受賞作が展示され、家具の街であることを印象付けています。

※国際家具デザインコンペティション旭川(IFDA):https://ifda.jp/

開放的なコンコースには、旭川家具が並べられ、誰でも気軽に利用できるようになっています。これらの家具は地元のメーカーの計らいによって無償提供されたもので、2018年に「旭川家具ラウンジ」としてオープンしました。

家具には札が付いており、どのメーカーが作ったかわかるようになっています。「旭川家具ラウンジ」では、電車の待ち時間にくつろぐ人、学校帰りに勉強している学生たち、お弁当を広げている人、それぞれが自由に、ゆっくりとした時を過ごしていました。

旭川家具の発展の歴史は、寒さの厳しい地域がもたらす人々の結束力と助け合い精神が根底にあり、産地が一丸となって職人を育てる環境や、企業同士のオープンな交流が盛んであることも、一因となっていると考えます。

 

今回、旭川サテライトオフィスを開設するにあたり、オフィススペースの一部に、旭川家具を取り入れ、足を運んでいただく皆さまに親近感を感じてもらえるような工夫をしました。道北地区の皆さまにより身近に、より機動的なサポート体制を感じていただけるようにしたいと考えておりますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

みらいコンサルティンググループは、今後も「競争から共創へ:イノベーティブなミライ」をビジョンに、全国各地に根付き、地域の企業の長期的発展を支援し続けてまいります。

 

旭川サテライトオフィス 所在地

旭川市一条通8丁目542-4 一条緑橋通ビル 8階

<執筆者>

北海道地域創生プラットフォーム株式会社(HPR2)

小川 博也