みらいコンサルティンググループ

第2回ふくしま人財イノベーション ~探求~

2022年9月7日に開催した「ふくしま人財イノベーション」の第2回イベントでの取り組みについて報告します。

 

唐突ですが、みなさま、一部の学校現場で導入されている「探究」という取り組みについてご存知でしょうか?高校の教育現場では2022年度から全面的に導入されており、生徒自ら課題を設定し、情報を収集・整理・分析し、問題解決につなげるプロジェクト型学習のことです。

 

今回の第2回イベントにおいては、この「探究」をメインテーマとして取り上げました。講師は「探究」のビジネス現場への応用を進められている㈱プレイノベーション様にご担当頂き、実際に学校現場で「探究」を実践されている先生方もお招きして、クロストークやワークショップを実施いたしました。

 

クロストークにおいては、先生方から企業や行政と連携した取組の状況や課題感、児童・生徒の変容や成長についてお話を伺うことができました。小学生が、地域社会の課題について地元住民の方々にインタビューを重ね、調査・報告を行う、小さなコンサルタントの姿も知ることができ、私自身非常に刺激を受けました。

 

ワークショップにおいては、「探究」から社会人が得られる効果についてのブレストを行い、下記のような意見が出ました。

・忍耐力:正解に飛びつかずに自分なりの答えを探す力

・ブリコラージュ力:手許にある有り合わせのリソースで問題解決を図る力

・ゼロイチ力:今までになかった事業を立ち上げる

・地元愛:地域課題解決に携わる過程で地域をより深く知ることができ、愛着が増す

・自己肯定感、自己効力感:正解のない問題にも対応できる自信

・カッコいい大人:地域課題に真剣に向き合うカッコいい大人が増える

 

「探究」について、講師をご担当頂いた㈱プレイノベーション様は「答えのない問題に対して、自分なりの答えを導き出すこと」と定義されており、この「探究」はVUCA時代に必要な力であり、ビジネス現場においても非常に有効な取り組みだと感じました。

今後、「ふくしま人財イノベーション」の取り組みをますます加速させ、福島県から東北地方、日本、世界へ発信していきたいと思います!

 

>>第1回人財イノベーションはこちら

 

<執筆者>

ふくしま地域共創コンソーシアム株式会社

志賀 恒基