8tipsリスクに備える経営
- 2020.03.19
- リスクに備える経営
中国(上海)レポート③<隔離生活食事編>
今回は隔離生活中の食事についてご紹介します。
中国でのEC(電子商取引)の普及は皆さんもご存じのとおりですが、フードデリバリー市場もここ数年で急速に拡大しています。全ての飲食店がデリバリーに対応していると言っても過言ではなく、現在は新型コロナウイルスの影響もあり、開店している飲食店は限定的であり、デリバリーのみ受け付けている店も少なくありません。
それでも、注文から決済、配達まですべてスマホで完結しますので非常に便利な仕組みです。日本でもUberEatsなどのフードデリバリーサービスが普及してきていますから、イメージがわきやすいかもしれません。
普通、配達・デリバリーは、自宅玄関まで届けてもらえるのですが、現在は防疫対策として配達員の小区(集合住宅)内への立ち入りが制限されている関係上、小区の入口(門)までの配達となっています。
よって、各家庭は小区入口まで荷物を取りに行かなければなりません。ただ、私のような隔離生活者は、部屋から出ることを許されていませんので、小区の係員にお願いして門から部屋のドアの前まで運んでもらう必要があります。
ドアの前までの配送が完了するとWeChatで連絡があり、ドアを開けるとそこに荷物が置かれています。すなわち、係員と顔を合わせることはありません。ここも徹底しています。
しかしながら、ここ数日、隔離生活者の人数が増えてきているため、小区の係員も手が回らない状況になっていて、門までの配送は終わっているのですが、部屋まで届けてもらうのに時間がかかるようになり、温かいままいただくことが難しくなっているという、なんとも悲しい状況です。
時間も18:30までと指定されていますし、お願いする立場の私としても、頻繁に注文するのは気が引けますので、なるべくデリバリーは避け、食材をまとめて購入して自炊するようにしています。
もちろん、食事だけでなく、必要な日用品も配達してもらっています。上海は未だにマスクは不足していますが、トイレットペーパーやティッシュは普段と変わらず豊富な種類が購入可能です。日本で大騒ぎの中出国してきましたが、もう正常化したでしょうか。
このように臨時のボランティアが多くを占める小区の係員たちに支えられて、外出はできないまでも、快適な日常生活をおくることができていることに日々感謝しています。
この生活も1週間をきりました。さすがに変化に乏しく、これ以上お伝えすることはないのですが、隔離生活終了後には、新しい目線でご報告させていただきます。
【追伸】
3/17より海外から上海への渡航者は、全員PCR検査が義務付けられました。これにより、空港到着から自宅まで30時間以上を要するケースも出てきています。PCR検査の結果が出るまでは指定施設での隔離となっていますので、最低でも指定施設での1泊は覚悟したほうがいいでしょう。
また、隔離生活をする「自宅」についてもその適正性が厳しくチェックされていますので、事前にご自宅での隔離が可能かどうか小区(集合住宅)への確認が必要です。
詳しくは上海領事館のホームページをご覧ください。
https://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00046.html
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