8tipsリスクに備える経営
- 2020.09.24
- リスクに備える経営
経営者の資産運用術「卵を一つのカゴに盛ってはいけない」
投資の世界では、「卵を一つのカゴに盛ってはいけない」という格言があります。
一つのカゴ(投資先)に卵(自身の資産)をすべて盛ってしまうと、そのカゴを落としてしまった場合には卵が全部割れてしまう、ということです。
そのように、資産運用においては、「分散」を行う資産配分(アセットアロケーション)が重要です。
資産運用は会社経営と同じ考え方
実は、資産運用の考え方は、会社の経営によく似ています。
経営者は、短期的な視野ではなく長期的な視野を持って自社を永続させることを重視して経営をおこないます。そのため、特定の商品又はサービスや特定の取引先のみに頼るのではなく、事業や取引先を「分散」させる事で万一のリスクに備えた経営をします。
経営において既に「分散」を実践している経営者は多いのではないでしょうか?
資産運用においても同じ考えで実践することが大切です。目先の短期的な利益ではなく長期的に安定した利益を獲得する、そのために「分散」した投資をおこなう必要があるのです。
卵は一つのカゴに盛られていないか?
今の資産状況にリスクがないか?
卵が一つのカゴに盛られていないか?
まずは、現状の自身の資産配分がどのようになっているのかを知ることが重要です。
日本では多くの方が自身の資産配分がどのようになっているかを把握していないというのが現状です。
会社であれば決算書で企業の財務状況を知る事ができますが、資産運用については現状を把握するものがありません。そのため、現状の個人および会社の資産配分を整理してどのような配分になっているのかを把握する必要があるのです。
たとえば、円資産と外貨資産の分散、金融資産と実物資産の分散、投資地域の分散…等々
まずは、自身の資産が一つのカゴに盛られていないかを知ることがスタートです。
ウェルスドック
みらいウェルスではそのような現状把握のため、会社と個人の資産に関する診断を無料でおこなっています。
書籍情報
2020年9月10日「富裕層がおこなっている資産防衛と事業承継」という書籍を上梓させていただきました。海外への「分散」についてご案内していますので、是非ご参考ください。
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