8tips社員が幸せな経営
社員の成長意欲を高めるセルフ・エフィカシー(自己効力感)とは?
コロナという大きな環境変化の要因のため、多くの企業でも様々な変化が求められています。そんな状況下で生き残るためには社員の成長がより重要になります。
ですが、経営者の方からはこんな声をよく聞きます。
「新しい取り組みをしたいが社員が思ったように動いてくれない」
「社員の危機感を感じない」
「ウチの社員は何年経っても成長しない」
などなど・・・社員の行動を変革させて自己成長を促したくても上手くいかず、イライラする経営者の方も多いのではないでしょうか?
成長を促すセルフ・エフィカシー(自己効力感)
自己を成長させて仕事を充実させた方がよいはずのになぜ努力しないのか?と悩まれる経営者の方も多いのではないでしょうか。ですが、禁煙や禁酒、ダイエットにも同じようなことがいえると思いませんか?やった方がよいことなのに出来ない・・・
実は、これには自身の行動が上手くいくという確信が必要だと言われています。これをカナダの心理学者アルバート・バンデューラの言葉でセルフ・エフィカシー(自己効力感)といいます。
このセルフ・エフィカシー(自己効力感)は、ビジネスだけではなく、医療、健康、教育など様々な場面で重要視されています。
セルフ・エフィカシー(自己効力感)の2つのポイント
このセルフ・エフィカシー(自己効力感)は2つのポイントにわけて考えることが出来ます。
人が行動を起こす要因として、「結果予期」「効力予期」が挙げられています。
「結果予期」とは、自身の行動がどのような結果をもたらすのかという推測をいいます。
そして「効力予期」とは、ある結果を生み出すために必要な行動をうまくおこなうことができるという確信をいいます。
たとえば、自分が成長すれば会社からも評価され、よいポストも与えられ給与も上がると推測出来ること(結果予期)、そして自分の成長を実現するために先輩や上司と一緒に多くの仕事をして学んだり、研修を受けたりという行動ならできるはずだと確信を持つこと(効力予期)、というようなことです。
自己効力感を高めるためには?
この自己効力感は4つのポイントから生み出されるといわれています。
・達成経験:過去に体験して「自分はできた」という成功体験を積む
・代理体験:他人の成功体験を観察し、「自分にもできる」と感じる
・言語的説得:自分や他人から発言や行動を承認される
・生理的情緒的状態:達成したときの感動や高揚感などを感じる
この4つのポイントを通じて社員の成長意欲を高めてみてはいかがでしょうか。
日々の仕事を通じて自身の成功体験を積ませ、メンバーの成功体験を共有し、経営者自らが社員を承認する、そこで達成感が生まれる。この経験の積み重ねが成長意欲を増し、企業の成長を加速させるのではないでしょうか。
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