8tips社員が幸せな経営
- 2020.12.24
- 社員が幸せな経営
社員の成長を促し組織を活性化させる「人事制度」6つのポイント
在宅勤務など新しい働き方、また、不透明な外部環境の中で事業基盤の安定や新しい価値の創造が求められる中、人材や組織の質・行動・成果に対しての意識や期待はますます高くなっています。
ただ、理想と現実にはギャップもあり、そこにお悩みの経営者のみなさまからのご相談が多くなってきているように感じます。
共通する主な声をまとめると以下のとおりです。
「一部の社員を除いては、前向きに働いていない、受け身の姿勢を感じる」
「経営者の考えていることが、なかなか社員に浸透しない」
「特に管理職としての仕事ぶりには不満がある」
「次の幹部候補がなかなか育たない」
「優秀と思っていた社員や若い社員ほどなかなか定着しない」など
多くの企業で何らかの人事制度(処遇や評価の仕組み)があり、運用されていると思いますが、上述したような課題を感じるときは、「その会社にとって、適切な人事制度の運用ができているかどうか」を検証してみてはいかがでしょうか。
人事制度の本来の役割でもっとも重要なのは、社員の育成やモチベーションアップを通じて、組織力を向上させ、会社の業績を向上させることです。その役割を果たすために必要な「適切な人事制度の運用」について、重要なポイントを以下にご案内します。
1.キャリアステップが「見える化」されていて、将来の自分の成長イメージが湧く
2.キャリアステージごとに「会社が社員に求めている人物像・レベル」が明確になっている
3.何をすれば評価されるのか、評価項目と評価基準があいまいではなく、明確になっている
4.賃金の決定基準が分かりやすく、社員が会社に提供する価値(=「評価」)と連動している
5.評価はフィードバック(指導・動機付け)の実施が徹底されている
6.社員に対してこれらの仕組みや基準がオープンになっている
人事制度に関する社員の不満の多くは、会社からの発信不足や不透明さ(求められているものや評価の基準が不明確、といったもの)や、評価者への不信(評価者の好き嫌いで決めており適切でない、評価の根拠や行動に対する評価者からの助言や指導がない、など)に起因します。もちろん、人事制度と実際の事業実態の中で求める人物像が一致していなかったり、必要以上に複雑で運用する負担が大きかったり、制度自体が形骸化しているケースもあります。
適切に人事制度を運用していくためのポイントは、上述した6つのように実はとてもシンプルです。人材を伸ばそう、強い組織を創ろうとする企業は、自社の「シンプルな仕組み」を見直し、磨きあげて、その「運用」を社内で徹底させているものです。
まずは、自社の人事制度が、人材の成長や組織の活性化を促すために上手く機能している状態なのかどうかを確認し、見直してみてはいかがでしょうか。弊社でも、このような人事制度の見直しの支援を多く実施させていただき、人事制度の運用でお客さま企業の人材活用の基盤としていただいています。
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