2023年9月13日～17日の5日間、「NoMaps2023」が開催されました。札幌市中心部の各所でさまざまなイベントが開催されましたので、その様子についてお伝えします。

 

まず、NoMapsとは？

札幌・北海道を舞台に、未来に向けて切磋琢磨する人たちが集い、アイデアを広げ、気づきを共有しながら、新しい領域を切り拓いていくことを目的とした複合型イベントです。

名前の由来はSF作家ウィリアム・ギブスンを追った同名のドキュメンタリー映画にちなみ、「地図なき領域を開拓する」という想いのもと、2016年から民間企業・官公庁・大学などが連携する「ALL HOKKAIDO体制」で運営されています。

 

今年のNoMaps2023

長らく続いた自粛も明け、札幌市内中心部の10か所以上の会場で100プログラム以上のトークセッションやイベントが開催されました。登壇したゲストは200人を超え、札幌・北海道のみならず、全国各地から札幌に集結していました。テーマはこれからのビジネスを考える「BIZ」、社会課題を取り扱う「SOCIAL」、教育分野の「EDU」など、ジャンルはさまざまです。

 

同じ「志」で切り拓く未来

トークセッションでは、各ジャンルの第一線で活躍するゲスト同士による熱いセッションが繰り広げられました。

個人や一企業、自治体のみでは解決が難しい問題でも、同じ「志」を持つ仲間が連携して新しい未来を切り拓いてきた多くの事例を伺いながら、北海道の人口減少は避けられないものの「ALL HOKKAIDO体制」でそれぞれの個性がつながることで、地域の魅力を高めることができる！とワクワクしました。

当社メンバーもトークセッションに登壇し、コンサルタントの視点から、これからの企業・経営者と専門家との関係性のあり方、コンサルタントの役割、地域経済の持続的な発展の可能性についてゲストと熱いセッションを繰り広げました。アーカイブ動画も公開されていますので、ご興味のある方はぜひご覧になってください。

 

 

リアル開催だからこその「熱量」

コロナ禍以降、本格的なリアル開催だったこともあり、会場の一体感が生み出す熱量はひときわでした。

トークセッションにおける、スピーカーとゲストから生まれる化学反応、２日にわたって開催された、夜のミートアップイベント「NoMaps Meeeeeeeet!!」でも、さまざまな会場から一堂に集結した参加者によるビールとジンギスカンでの熱い語らい。本当に札幌の気温が上昇したのではないかと思います。

新たな出会いが生まれ、ここで語られたアイデアが新たなビジネスのきっかけになっていくのだと想像すると、このような「ワクワクしながら社会課題を解決する取り組み」が北海道のみならず、全国各地に広がっていくのではないかと期待しています。

 

NoMaps2024は2024年9月11日（水）～15日（日）の5日間で開催が決定していて、今から楽しみです。ご覧になったことがない方は、ぜひ一度ご参加されてみることをおススメします。もし、現地でのご案内等が必要であればお気軽にお知らせください。

 

NoMaps：https://no-maps.jp/

アーカイブ動画

　①生成系AIと共存する「士業2.0」のあるべき姿とは

　②事業革新の鍵は外にある～企業が成長するためのオープンイノベーションとは

 

＜執筆者＞

北海道地域創生プラットフォーム株式会社（ＨＰＲ２）

小清水　晶子