GWP100Glocal Workshop Program 100 実施事例
2023.09.21
<松江>「ごえんの国しまね」訪問記
今回は、福岡支社 1名、東京本社 2名の三人で「ごえんの国しまね」でワーケーションを行ってきました。
本プログラムは、「リアルに触れる」「本質を考える」「同志をつくる」という目的があるのですが、それに従ってポイント報告いたします。
①リアルに触れる
私自身は現在、東関東、とくに東北地方を仕事の拠点にしており、人口減少、若手の都市への流失が問題となっている場で仕事をしています。秋田県は2023年5月1日現在 県の人口が918,507人となり、三桁(100万人)から二桁の人口です。東北六県においても仙台市がある宮城県、福島市・郡山市・いわき市の福島県を除いて、青森・秋田・岩手各県は人口110万~130万人になっており、先行きは二桁になる事が想定されます。西日本に目を向けた時に、山陰地方 島根県人口約70万人、鳥取県約60万人と似たような環境でどうなっているのか知りたく、島根県の県庁所在地松江市を訪問先としました。また歴史的には1638年(寛永15年)徳川家康の孫である松平直政から1871年(明治4年)松平定安まで10代に渡り徳川家親藩として続いた土地であり、歴史的背景を感じるワーケーションにもなりました。
②本質を考える
今回は松江市で地域交流、地域マッチング創出・地域滞在コーディネイト・テレワーク、リモートワーク環境運営をされているアットワークにプランニングをお願いし、運営するワーケションスペースenunで松江市産業経済部との企業誘致・Iターン、Uターン移住の取組、農政について取組、課題をディスカッションさせて頂きました。松江市産業経済部という名称からは、「商業」だけに留まる部署と思いがちですが、実は「一次産業」もいっしょに取り組まれている、とのことで、とても現実的な取組だという印象を受けました。
③同志をつくる
同行の2名は自身の息子とほぼ同世代でしたが、寝食・観光・視察をともにして十分コミュニケーションが出来たと私自身は感じています。もちろん、すばらしい地域のお酒のお力もお借りしましたが。
訪問の感想
城下町の歴史、文化に触れ、松江市の新しい取組に触れた三日間となりました。その街を愛する人たちが一度は県外に出たが、故郷の良さを再確認して地元に戻り新しい取り組みをされており、地方創生は、人と人とのコミュニケーションによる知恵の持ち寄りにより、成り立っていると改めて感じさせられた訪問になりました。