8tips真のデジタル経営
セミナーレポート:デジタル化のための組織文化 前編
みらいコンサルティング(以下、みらい):「本日はよろしくお願いします。約半年間研修を実施させていただいたのですが、最初、研修がスタートすることを聞いた時はどう思われましたか?」
森川氏:「またかと思いました(笑)。今の部長代理メンバーを対象とした研修は以前から何回もやっていたんですよね。」
岡山氏:「僕も同じ感想でした。」
森川氏:「ただ、今回は事業承継が一つテーマだったので、今までと違うのかなって思いました。」
岡山氏:「実際に研修を受けてみると、全てが想定外でした。自分たちがここまでになるとは思ってなかったですね。今では自分たちでデジタルツールを使って意見交換をしていますし。今までの研修では現場で実践してみる、というところまで掘り下げたことってあまりなかったかなと。」
みらい:「研修の中でデジタル化をテーマとして扱いましたが、難しかった点は何ですか?」
岡山氏:「東日本でテレビ会議を導入した時は、抵抗がない人もいれば、多少抵抗がある人もいました。やっぱり我々の文化っていうのは、対面で膝を突き合わせて話し合うというコミュニケーションを重視してたところがあったので、画面を通して話すのに抵抗があった方もいたんじゃないかなと思います。」
森川氏: 「私の場合は私自身がデジタルとの関わりを避けてました。新型コロナウイルスの影響もあってリモートワークを始めたんですけど、”wi-fi に接続するってどうやってやるんですか?”っていうレベルだったんですよ。なので一番の課題は、自分自身のデジタルに対する苦手意識だったと思いますね。」
みらい:「研修の中では実際にプロジェクトを立ち上げ、営業チームと製造チームに分かれて進めていただきました。共有が一つのキーワードだったかと思うのですが、 皆様が共有によって得られたものって何でしたか?」
森川氏:「人の成功へ貢献すること、人の知っていることを逆に活用させてもらうこと、そういうことが共有によって得られたものかなと思います。
営業チームではテレビ会議を活用して新人研修に取り組んでいるんですけども、デジタルを含めてやっぱりわからない点が多いんですね。ただ、自分の意見を伝えるとか人に助けてもらうということが自分の性格からして苦手というか、二の足を踏むところだったんです。それに加えて、今までは”個”しか意識してなかったんです。例えば営業成績とかもそうですね。その中で“他者の成功のために貢献する”っていう言葉を研修で知ってすごく楽になったんですよ。」
みらい:「楽になったというのはどういうことでしょうか?」
森川氏:「今までは自分の成果ありきだと思っていたんですけど、今のプロジェクトは自分自身の成果よりもなんとかプロジェクトとして成功させたいという思いが強くなっているんですよ。聞く時は頭を下げて聞くし、新人の方に対して聞いたことをもとに自分の講義をやって、うまくいった時はありがとうって電話で伝えたりとか。そういうところでちょっと変化があったのかなと思いますね。後は誰かが何かで成果を上げた時にちょっと電話をして話を添えたりですね、一言声をかけるって言うのは今でも続いてますね。」
みらい:「素敵ですね~!」
森川氏:「素敵ですよね~!」
一同:(笑)
岡山 一貴
森川 智道
シコー株式会社
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