なぜ、私たちは「LeRIRO福岡」を応援するのか?(シリーズ第1回)共感の出会い(セレンディピティ)

ルリーロ福岡 島川代表、みらいコンサルティング シブスタ 岩根
私たちみらいコンサルティンググループは、なぜ「LeRIRO福岡(ルリーロ福岡)」を応援しているのか?その背景には、一見すると偶然に思える、しかし本質的には必然と呼ぶべき「共感の出会い」がありました。今回は、その出会いについてお話しさせていただきます。
地域に根ざしたスポーツの可能性に注目
私たちをルリーロ福岡へと導いた最初のきっかけは、経済産業省が推進している「地域の人事部」事業のセミナーでした。セミナーでの情報収集の中で、福岡県うきは市という決して人口が多いとは言えない地域にラグビーチームを立ち上げ、さらに地元企業がその選手たちを雇用しているというユニークなモデルがあることを知りました。
ちょうどその頃、私たちみらいコンサルティンググループは、スポーツビジネスを通じた地域活性化に大きな可能性を感じ、具体的な取り組みを始めたばかりでした。現在の「シブスタ」事業として展開しているこの取り組みは、まさに地域とスポーツを結びつけ、新たな価値を生み出すことを目指しています。
そんなタイミングで出会ったルリーロ福岡のモデルは、まさに私たちが求めていた「地域に根ざしたスポーツによる活性化」を体現しているように思え、ぜひ一度お話を伺ってみたいと強く感じました。
偶然が生んだ、共感の連鎖
ルリーロ福岡への関心が高まる中、私たちはある「偶然」の出会いを経験します。たまたま訪問した久留米市の企業が、すでにルリーロ福岡のスポンサーをされており、さらにチームから受け入れた社員の方が会社でも目覚ましい活躍をされていることを知ったのです。その企業のご紹介で、私たちはルリーロ福岡の代表である島川さんと巡り合うことができました。
最初の面会から数週間後、私たちは何人かのメンバーで実際にうきは市を訪れました。そこで島川代表と、うきは市職員の石井さんにお会いし、ルリーロ福岡というラグビーチームを立ち上げた熱い想いと、そこにかけるビジョンを直接伺うことができました。
島川代表のお話からは、ラグビーへの深い愛情はもちろんのこと、うきは市という地域を本当に大切に想い、活性化させたいという強い気持ちがひしひしと伝わってきました。単にラグビーをする場所を作るのではなく、選手たちが地域の企業の一員として活躍し、地域経済に貢献していくという、持続可能なモデルを構築しようとするその姿勢に、私たちは深く共感しました。
私たちからは、ルリーロのモデルが真に持続可能なものとなるためには、ラグビー選手が雇用されている会社で社員としても活躍することが不可欠であるという提言をさせていただきました。この提言に対しても、島川代表と石井さんは深く共感してくださいました。この瞬間、私たちの間に確かな「共感の連鎖」が生まれたことを実感しました。
価値の連鎖を生み出すために
そして数か月後、私たちみらいコンサルティンググループは、この共感に基づき、地域創生の一助となるべくルリーロ福岡のスポンサーとして、彼らが抱える課題に一緒に取り組んでいくことを表明しました。そして、2024年10月には以下のプレスリリースをおこなっています。
みらいコンサルティンググループとリーグワン所属のラグビーチーム「LeRIRO福岡」は パートナー契約を締結し、スポーツを活かした地域創生に向け共創を開始!
〜「ココロの共有」と独自プログラムで選手の社会人としての成長をフルサポート〜
この出会いは、確かに偶然の要素を多分に含んでいました。しかし、その根底にあったのは、スポーツを愛する気持ち、そして何よりも地域に本気で向き合い、より良くしていきたいという強い「想い」でした。この想いが共鳴し、結果として新たな「価値の連鎖」を生み出すきっかけとなったのです。
私たちみらいコンサルティンググループは、これからもルリーロ福岡と共に、この価値の連鎖をさらに広げていくために、その本質の部分に本気で取り組んでいきたいと考えています。地域とスポーツ、そして企業が一体となり、新たな未来を創造していく。ルリーロ福岡との取り組みは、まさにそのモデルケースであると信じています。