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地域×スポーツ

わたしたちが「スポーツビジネスを通じた地域活性化」に取り組む理由

わたしたちが「スポーツビジネスを通じた地域活性化」に取り組む理由

このコラムシリーズでは、これまで、私たちがラグビーチーム「LeRIRO福岡(ルリーロ福岡)」を応援する理由をお話ししてきました。実は、ルリーロ福岡との出会いは、まさに私たちが「地域とスポーツを結びつけ、新たな価値を生み出す」という目標を掲げた直後のこと。その私たちの取り組みは、「シブスタ」という愛称で進められているのですが、今回は、そもそもなぜこの活動を始めたのか、その源流についてお話ししたいと思います。

「シブスタ」に込めた3つの想い

私たちのプロジェクトは、「3Sプロジェクト」としてスタートしました。3つの「S」はそれぞれ、Startup(スタートアップ)、Sports(スポーツ)、そしてSamurai(サムライ/士業)を意味しています。

  • Startup(スタートアップ):新しい価値を創造すること。
  • Sports(スポーツ):地域を元気にするためのプラットフォーム。
  • Samurai(サムライ/士業):私たちコンサルタントが持つ専門知識。

この3つの要素を掛け合わせ、地域金融機関とも連携しながら、地域の中小企業が元気になる仕組みをつくりたい。それが「シブスタ」の出発点でした。
ちなみに、プロジェクト名称の「シブスタ」。活動の拠点がスタートアップの聖地でもある渋谷だったことから「渋谷スタジアム」、略して「シブスタ」と名付けたのですが、私たちが目指したのは、活動そのものが、スポーツ会場のように「独特な高揚感やワクワク感を味わえる場」となること。熱狂を生み出し、関わる人みんなが元気になるような、そんなプロジェクトにしたいという特別な願いを込めています。

なぜ「スポーツ」なのか?

私たちがスポーツを地域活性化の核に据えたのは、スポーツが持つ「人を惹きつける力」と「地域を一つにする力」を信じているからです。

たとえば、プロサッカー選手になることを夢見た人は、きっとたくさんいるはずです。日本にはおよそ309万人のサッカー人口がいますが、その中でプロ選手になれるのはわずか1,800人ほど。ごく限られた世界です。

多くの人が諦めてしまった「プロになる」という夢。しかし、私たちは、その夢を別の形で実現できる可能性が、スポーツにはあると考えています。それは、「する」だけでなく、「みる」「ささえる」という形でスポーツに関わることです。

日本のスポーツ参画は、圧倒的に「する」側に偏っています。しかし、地域に根ざしたスポーツチームを「地元のタカラ」として、住民や企業が「みる」「ささえる」文化を育むことで、新しい市場や価値が生まれるはずです。
私たちは、これを新しい「夢のカタチ」と考えています。

スポーツチームは「地域のタカラ」

私たちの活動の目標は、単にスポーツチームを支援することではありません。

  1. 地域社会に根ざしたビジネスモデルをつくる:単に企業広告として利用するのではなく、地元のファンや企業と共に成功できるようなモデルを構築すること
  2. スポーツへの関わり方を多様化する:「する」だけでなく、「みる」「ささえる」といった、さまざまな形でスポーツを応援する文化をつくること
  3. 地域コミュニティとの絆を強める:地元のスポーツチームを「地域のタカラ」にすることで、地域住民と企業が一体となり、新しい「夢のカタチ」に熱狂する社会を実現すること。

私たちは、志を共にすれば、新しい道を切り開き、社会に活力を与えることができると本気で信じています。

ルリーロ福岡との取り組みは、この大きな目標に向けた最初の一歩です。彼らと共に、地域を、そして私たち自身の未来をより良くしていくために。これからも「シブスタ」の挑戦は続きます。

【シリーズ記事】

なぜ、私たちは「LeRIRO福岡」を応援するのか?(シリーズ第1回)
共感の出会い(セレンディピティ)

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