Regional Transformation地域創生
2023.03.28
産学官連携で地域活性化 「会津大学産学イノベーションセンター 」
皆さま、こんにちは。
突然ですが、“産学官連携”という言葉を聞いて、どのような取り組みを思い浮かべますでしょうか?
今回は、産学官連携を行っている「会津大学産学イノベーションセンター(略称:UBIC)」について、概要をご紹介いたします。
産学官連携では、新技術の開発や新規事業の創出などを目的として、主に大学などの教育機関と民間企業が連携します。
UBICは、会津大学と企業や地域が連携するための拠点となり、地域活性化のために活動を進めています。
また、共同研究から、起業家やベンチャー企業の活動を支援する取り組みなど、非常に多岐に渡る取り組みをおこなっています。
UBICのホームページでも取り上げられている産学官連携の一例として、会津大学と民間企業が連携し、蓄電池を備えた完全オフグリッド型(電力の完全な自給自足が可能)のソーラーカーポートに関する実験をおこなっています。
自動車におけるCO2排出量が、日本のCO2排出量の15.5%と言われている中*、このような取り組みで排出量ゼロに近づいていくと想像すると、非常に夢があり興味深いと感じました。
*国土交通省「運輸部門における二酸化炭素排出量(令和4年7月5日更新)」
(https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_tk_000007.html)
参照:会津大学ウェブサイト「再生可能エネルギーの地産地消モデル」
(https://u-aizu.ac.jp/stories/solar-carports.html)
また、UBICでは、大学の教員または学生との共同研究の促進や地域産業振興への貢献に向けた取り組みとして、会津大学発ベンチャーや企業などにインキュベーションオフィスを貸し出しています。
今回のご紹介を通じて、社会がありたい姿に向かう方法の一つに、産学官連携の取り組みがあることを改めて実感いたしました。
新技術の開発や新規事業の創出のために、産学官連携を1つの手段と考えてみてはいかがでしょうか。
私たちもふくしま地域共創コンソーシアムの取り組みを通じ、福島県の素晴らしい取り組みや魅力を発信し、福島経済の活性化に貢献していきたいと思います。
参照:会津大学産学イノベーションセンターウェブサイト