8tipsリスクに備える経営
- 2020.03.19
- リスクに備える経営
コロナ対策:店舗売上減に立ち向かう〜ウェブで売上を立てる、すぐに活用できる3つの施策
街中に人が少なくなり、客足が遠のく事象が発生しています。お店での売上減少も現実化しており、売上を立てられる場を店舗以外、特に「ウェブ上」に持つことは、打開策のひとつとして有効です。
実際に、ユナイテッド・アローズ社では、20年2月の店舗売上が前年同月比2.5%減となる一方で、オンラインストアの売上は8.6%増、買い上げ客数は33.1%増となり、EC売上全体は18.7%増となっています。
参照:https://www.united-arrows.co.jp/ir/
今まで長年事業を続けてこられた、「ファン」をお持ちのお店・会社さまには、行きたくてもいけない、購入することができない「お客さま」がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、デジタルを活用して、お客さまに価値をお届けする方法、すぐに活用いただける具体例をご紹介します。
EC(電子商取引)サイトを作らずに、商品を販売する
ECサイトをゼロから作成すると、当然、投資と作成期間がかかります。
商品の写真があれば、すぐに出品ができるサイトがありますので、ぜひご活用ください。
BASE
Amazon
まずウェブ上に販売できる場を作り、知っていただく導線を自社ウェブサイトや、公式SNSを通じて開いておくことおすすめします。
クラウドファンディングを活用し、売上を立てる、企画を立てる
クラウドファンディングもかなり一般化してきました。クラウドファンディングにもいくつか種類があり、話題になるようなものは「寄付型」のものも多いのですが、「購入型」のクラウドファンディングの活用もありますので、ご活用いただければと思います。
「購入型」とは、店舗で販売する商品を、企画をもってネットでまとめて購入予約を頂いたり、将来の販売計画に対する予約販売のような形でおこなうものです。
クラウドファンディングでの販売に際しては、商品のプロモーションとして「共感ストーリー」(その商品を作った想いや開発秘話など)を提供する必要がありますが、「ファンづくり」のための施策のひとつとしても有効ですので、検討してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、通常は、販売手数料および決済手数料がかかるところを、現在は事情に応じて一部免除している会社があります。
CAMPFIRE
「新型コロナウイルスサポートプログラムについて」
参考:https://help.camp-fire.jp/hc/ja/articles/360040309611
“ 集まった支援金額から頂くCAMPFIRE手数料12%を無料とし、決済手数料5%のみとなります。”
他にも、クラウドファンディング大手のREADYFOR社は、イベント企画に限りますが、支援プログラムを公開しています。「新型コロナウイルスの影響で中止・延期となったイベントで出た損失額を補填するプロジェクト」が対象となります。ライブイベントや集客イベントを企画をし、中止となった方はご検討ください。
Webで発信できる環境を作る
ウェブで購入いただける経路が確保できましたら、既存のお客さまにもどのように知ってもらうかを考える必要があります。
自社ウェブサイトがない、または古くてアクセスが少ない場合、SNSを活用する方法もあります。SNSを活用して公式アカウントとして発信を始めてみてはいかがでしょうか。
こちらの3つは、企業アカウントとしてもよく使われます。
それぞれに特徴がありますので、ブランドにあったものをぜひ活用してください。
まとめ
既存店舗だけではなく、ウェブ上に販路を作っておくことは、リスクマネジメントの観点からも大事な戦略です。その上で、認知度を高めたり、一層の販促をするという、ウェブを使った「攻めの戦略」(いわゆる、デジタルマーケティング)に取り組んでいく、という成長戦略を検討してみてはいかがでしょうか。
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