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現地から報告 バングラデシュの現状と未来のポテンシャル!

現地から報告 バングラデシュの現状と未来のポテンシャル!

バングラデシュ、と聞いてみなさまはどんなイメージをお持ちでしょうか。
2024年7月に政変があったことはニュースでもご覧になった方もいらっしゃると思いますが、以前から縫製業など、日本企業も製造拠点として進出している国です。
今回は、稼働を始めた「みらいコンサルティング バングラデシュ(ダッカ)拠点」から、現状とポテンシャルに関しご報告をさせていただきます。

 

1.バングラデシュの現状

政治改革と新しい国の動き

2024年8月以降、バングラデシュでは政治が大きく変わり、新しいリーダーシップのもとでさまざまな改革が進んでいます。ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏が中心となり、過去の問題点を反省しながら、政治の仕組みや法律、裁判所の制度、経済、インターネットなどのインフラ、そして国際社会との関係など、多くの分野で改革が着実に進んでいます。

 

現地に行くと、バングラデシュの人々、特に若い世代が国の未来に対してとても期待しているのが印象的です。政治改革の過程では、手続きに時間がかかったり、一時的に治安が不安定になったりすることもありますが、人々は冷静に状況を受け止め、前向きに生活しているように感じられます。

 

進む都市開発

首都ダッカとその周辺地域では、大きな都市開発プロジェクトが活発に進んでいます。年末には新しい国際空港が開業する予定で、地下鉄(ダッカメトロ)も路線が広がっています。また、空港周辺の広いエリアでは、スマートシティの建設も進んでいます。これらの開発は、政治の変化があっても止まることなく、計画通りに進んでおり、プロジェクトには、日本の政府開発援助(ODA)や国際協力機構(JICA)、そして多くの日本企業が深く関わっています。「新しいバングラデシュの誕生」に向けて、バングラデシュは国際社会とともに力強く進んでいます。

2.バングラデシュ人材の可能性

日本で働くバングラデシュ人の増加傾向

これまで、バングラデシュから日本に来る人は多くはありませんでした。たとえば、2024年末時点で、日本で働く外国人のうち「特定技能」という資格で働いているバングラデシュ人はわずか439人です。バングラデシュは人口約1.7億人の国ですが、特定技能で働く人の数は、ネパールやスリランカなど他の南アジアの国々と比べても非常に少ない状況であることがわかります。

 

その理由としては、日本語の難しさや、技能実習試験を受けられる場所が限られていることなどが考えられますが、一番大きな理由は、バングラデシュ側の制度が整っていないことだと私は考えています。しかし、政治の変化の後、日本の特定技能制度をきちんと理解している日本語学校や人材紹介会社、政府関係者がバングラデシュ国内で増えてきています。今後、日本で働く資格を持つバングラデシュ人は確実に増えていくでしょう。

(出入国在留管理庁ウェブサイトより作成)

 

企業での活用の可能性

バングラデシュの人々は日本に対してとても友好的です。また、多くのバングラデシュ人が、安全な日本の職場で優れた技術を学びたいと強く思っています。実際に、みらいコンサルティンググループのバングラデシュ拠点にも、現地の日本語学校や職業訓練機関、人材紹介会社などから、「日本で働くチャンスはないか」という問い合わせがたくさん来ています。

 

日本企業がバングラデシュの人材を受け入れる際の課題としては、宗教(主にイスラム教)への理解、言葉や文化の違いへの対応、家族への配慮などが挙げられます。しかし、これらの課題を乗り越えれば、バングラデシュの人材は日本企業の人手不足を解消するだけでなく、会社に新しい視点や価値観をもたらす存在になる可能性を秘めています。

 

これからも、バングラデシュとバングラデシュの人々にぜひ注目ください。
人材確保、ビジネス拡大などご興味のある方はぜひみらいコンサルティンググループのコンサルタントにお声がけください。また、一度行ってみたい、という方には現地視察企画などもご提案可能です。

 

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