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組織効力感が企業の未来を変える:経営者が知るべき成功の鍵
日々の経営において、組織のパフォーマンスを最大化するためにさまざまな施策を講じていることと思いますが、その中で「組織効力感」(※)という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
今回は、この「組織効力感」が、いかに企業の成功に直結するか、そして、経営者としてどのようにこれを高めるかについて、お伝えしたいと思います。
組織効力感とは?
まず、組織効力感とは、「私たちのチームならやれる!」といった組織全体が目標を達成できるという信念や自信を指します。これは、個々の社員が持つ自己効力感(自分自身の能力に対する信頼感)が集団としての形になったものです。組織効力感が高い組織は、困難な状況でも一致団結して問題を解決し、目標達成に向けて積極的に行動するというのが特性です。
組織効力感の効能
組織効力感がある組織には、いくつかの効能があると思いますが、代表的なものを以下3つご紹介します。
1.パフォーマンスの向上
・組織効力感が高いと、社員一人ひとりが自信を持って業務に取り組むため、全体のパフォーマンスが向上します。
・目標達成に向けた意欲が高まり、結果として生産性が向上します。
2.社員のエンゲージメント
・組織効力感が高いと、社員のエンゲージメントも高まります。社員が自分の役割を理解し、組織の一員としての自覚を持つことで、離職率の低下にもつながります。
3.イノベーションの促進
・自信を持った社員は、新しいアイデアを提案しやすくなります。組織効力感が高い環境では、失敗を恐れずに挑戦する文化が育まれ、イノベーションが促進されます。
組織効力感を高めるためのステップ
では、組織効力感を高めるためにはどうしたらいいのでしょうか。4つのステップをご紹介します。
ステップ① 明確なビジョンと目標の設定
- 組織全体が共有する明確なビジョンと目標を設定し、それを全社員に浸透させることが重要です。これにより、社員は自分たちの役割と目標達成の意義を理解しやすくなります。
ステップ② コミュニケーションの強化
- 組織内でのオープンなコミュニケーションを促進し、情報の透明性を高めます。定期的なミーティングやフィードバックの機会を設けることで、社員同士の信頼関係を築きます。
ステップ③ 成功体験の共有
- 小さな成功体験を積み重ね、それを組織全体で共有することが重要です。成功体験は組織効力感を高める大きな要因となります。
ステップ④ リーダーシップの強化
- リーダーシップは組織効力感に大きな影響を与えます。リーダーが自信を持ち、ポジティブな姿勢でチームを導くことで、組織全体の効力感が高まります。
アフリカの有名な諺に、「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」というものがあります。多様な働き方が推奨される時代、働く側としてはフリーランスという選択肢もあるのでしょうが、企業(組織)としてパフォーマンスを最大化するためには、集団で成功を続けるための「組織効力感」が不可欠な要素ではないでしょうか。持続的な成長を実現するために、ぜひ、今回ご紹介したステップを参考に、貴社の組織効力感を高める取り組みを進めていただければと思います。
みらいコンサルティンググループでは、上述のすべてのステップにおいて、経営者のみなさまへのご支援を全国でおこなっています。大事なのは、それぞれの企業風土やビジネスモデルに合った形をどう組み立てていくか、ということですので、もし自社の「組織効力感」について何か気になることがございましたら、当社のコンサルタントへとお声掛けいただけますと幸甚です。
※「組織効力感」は株式会社Momentor社(https:/
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