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2020.01.07
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『経営デザインシート』を使って、自社の未来像を構想する

『経営デザインシート』を使って、自社の未来像を構想する…

(写真=画像素材:PIXTA)

変動が激しく不確実な経済環境の中で、「過去の成功体験が通用しない」、「既存事業の延長線上では生き残っていけない」、「イノベーションを起したい」と思い悩んでいる中小企業経営者の方が、益々、増えています。

元石川島播磨重工業社長でエンジニアの土光敏夫氏が言った「計画とは将来への意思である。将来への意思は、現在から飛躍し、無理があり、現実不可能に見えるものでなくてはならない。現在の延長上にあり、合理的であり、現実可能な計画はむしろ「予定」と呼ぶべきだろう」という言葉がありますが、まさに今の時代を生き抜くために必要な心構えであると言えるかもしれません。

つまり、「現在」を起点とするのではなく、「将来ありたい姿(長期ビジョン)」を起点とし、そこから逆算して「今、何をするべきか」を考える「バックキャスティング」の思考が、今の時代には重要なのです。

 

また、モノやサービスが溢れている時代では、消費者、従業員、取引先、地域社会等ステークホルダーは、モノやサービスを通して企業の理念や活動そのものに注目しています。

そのため、事業を通して社会課題解決に貢献する姿勢があるか否かが企業に対する支持や評価に直結することから、「将来ありたい姿」を構想する際には「自社の視点」だけでなく「公共的な視点」が求められているのです。

また「公益的な視点」は「SDGs(持続可能な開発目標)」の17のゴールを枠組みとして検討することも有効でしょう。

経営デザインシート

未来像の構想やステークホルダーとの対話に誰でも活用できるツールとして、内閣府知的財産戦略本部が昨年5月に公表した「経営デザインシート」があります。

「経営デザインシート」とは、企業のビジネスモデル変革を促すためのツールであり、将来に向けて自社が持続的に成長するために、基幹となる価値創造メカニズム(資源を組み合わせて企業理念に適合する価値を創造する一連の仕組み)をデザインして移行させるためのフレームワークです。

すなわち、自社の「これまで(存在意義、強み、提供価値)」を再確認し、「これから(ありたい姿、長期ビジョン)」を定めて、「実現するために今から何をやるか(戦略)」を策定するために使えるツールです。それぞれの会社で実施することができるので、経営者と主要幹部で取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

■内閣府知的財産戦略本部「経営デザインシート」(外部リンク)

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