8tipsSDGsと経営
SDGs を経営に活用する方法 SDGコンパス①
SDGsを経営に活かす具体的な方法については、多くの参考となる文献があります。
特別コーナーを設置している書店も多いですし、インターネット検索でも多くの情報を得ることができます。
ここでは、代表的な企業向け導入手引書である「SDGコンパス」の5つのステップを参考に、誰でも取り組める方法をご紹介します。
【第1回/全2回】
※(出典)図版はグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンより
Step.1 SDGsを理解する
●既存事業にも「SDGs」は必ずある
●事業の本質的な価値まで掘り下げる
SDGsの17のゴール、169のターゲットを見ていただくと、いくつかは自社事業と関連性のある項目が見つかるはずです。その際、多くの社員が参加し、SDGsと日々の事業活動が紐づくようになるとより効果的です。
もし可能であれば、事業活動による社会への提供価値を深掘りしてみることをおすすめします。例えば、小売業は「商品」を販売することが表面的な提供価値ですが、掘り下げると、その商品によってお客さまを豊かな気持ちにしたり、お店の存在が地域社会へ貢献していたり、と本質的な価値が見えてくるはずです。
価値発掘プロジェクト® のご紹介
「自社が社会に提供している価値は何ですか?」一見シンプルなこの質問にうまく答えられない方が多くいらっしゃいます。自分のことを客観視するのはなかなか難しいものです。ビジョンを見つめなおしたい、採用活動で的確なメッセージを伝えたい、みらいバリュークリエイティブでは、そのような声にお応えすべく、「価値発掘プロジェクト®」を提供しています。中堅社員の意識変革、若手社員のエンゲージメント力向上にも効果的です。
みらいバリュークリエイティブ株式会社(外部リンク)
Step.2 優先課題を決定する / Step.3 目標を設定する
●SDGsの169のターゲットは解決すべき「社会課題」=取り組むべき事業のTO DOリスト
●ただし、SDGsはあくまで「思考の手助け」として活用(無理に合わせない)
新規事業の立ち上げ
SDGsに記載された17のゴール、そして169のターゲットは、2030年に向けて世界が達成したい目標で、「解決すべき課題が掲載されたTO DOリスト」と言い換えることもできます。ひとつひとつのターゲットを丁寧に見ていくことで、自社の既存事業で取り組めることはもちろんのこと、新規事業として取り組むべきことも見えてくるのではないでしょうか。もちろん、一企業一個人ですべて解決することなどできませんから、取り組めることだけでいいのです。
中長期の経営計画やビジョン策定
5年後、10年後、というと「1年後もわからないのにそんな先のことはわかるはずがない」といった意見を聞くことがありますが、10年後の2030年に向けて世界はどのような技術やサービスが必要になっているか、SDGsを読めば想像することができます。変化の激しい時代だからこそ、長期的な視点で経営を俯瞰することが重要ですし、今の延長線上に将来があると確信が持てないからこそ、「将来のあるべき理想の姿」から逆算して今取り組むべきことを考える、「バックキャスティング」思考が有効です。
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