8tips世界を駆ける経営
ウィズコロナ時代の海外進出
コロナウイルスに翻弄され続けて3年が経過し、ようやく海外との出入国の壁が取り払われ始めています。
実際、当社のASEAN拠点のあるシンガポール、マレーシア、タイ、ベトナムでは、入国者に対する隔離制度が撤廃されたと同時に、この時を待ち望んでいた出張者が大量に押し寄せています。
経済がグローバル化した現在、いくらIT技術が発達・浸透したとはいえ、すべてをオンラインで解決というわけにはいかず、意思疎通の原点は「対面」、カイゼンもまた現場での実行力による、という事実をあらためて認識しているところです。
人流が戻ってこそ、グローバルビジネスは活性化するといえるのではないでしょうか。
しかしながら、残念ながら中国に関しては、いまだ入国時の7~10日間のホテル隔離が強制されており、そう簡単に出張できる状況ではありません。
2022年10月16日からおこなわれている党大会において、対コロナ政策に関する何らかのメッセージが発信されることを期待してはいますが、今しばらく辛抱が必要な状況が続くことを覚悟しておかなければならないと思います。
そんな中、海外進出の第一歩、プロローグとして「GEOサービス」(Global Employment Outsourcing)が注目を集めています。コストのかかる現地法人や支店、駐在員事務所の設立をする前に、現地GEOサービスプロバイダに出向受入や現地採用・雇用を委託するという進出モデルです。
GEOには、スピード進出、コスト低減、リスク回避など多くのメリットがあり、海外進出の初期段階では有益で、検討の余地があるのではないでしょうか。
ビジネスの可能性が確認できた段階で本格的に進出すればいいし、断念する場合の手仕舞いも素早くできます。
VUCAの時代、アジャイルの時代にマッチした海外進出の選択肢であるように思います。ご興味のある方はぜひ当社コンサルタントにご相談ください。
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