8tips世界を駆ける経営
成長するグローバル市場を目指すために
日本国内において人口減少などによる市場の縮小が顕著になる中、多くの企業が新たな販路を求めてグローバル市場への進出を模索していらっしゃると思います。
グローバル市場への進出形態は複数あり、企業の状況や目的に応じて選択できます。たとえば、越境ECは初期投資を抑えつつ世界中の消費者にリーチできる手法です。一方、現地代理店方式を採用すれば、現地の専門知識とネットワークを活用できますし、また、自社で進出し販売する手法ではブランドの一貫性を保持しつつ顧客との直接的な関係構築が可能、という利点があります。
今回は、どの形態をとるにしても、成功のカギとなる「現地の情報収集」に関して、重要なポイントをご紹介します。
現地情報を収集し活用するポイント
市場調査やテストマーケティングが必要なのは当然ですが、最適な戦略を立てるためにはこれらの「データ」だけに頼るのではなく、現地の最新の情勢や消費者の動向、といった目に見えにくい情報をタイムリーに把握する必要があります。
具体的な情報源としては、現地パートナーから得られる情報やソーシャルメディアとオンラインコミュニティといったものが多くなると思いますが、大事なのは情報収集を通じて得られた知見をもとに、自社の製品やサービスを市場ごとにカスタマイズすることです。
たとえば、アジア市場では高品質で信頼性のある製品が好まれる一方、欧米市場ではデザイン性やブランドストーリーが重視される傾向にあるなど、すべての市場が同一のニーズや価値観を持つわけではありませんので、現地の消費者に合った製品設計やマーケティング戦略を柔軟に調整することが求められます。
こうした数値化しにくい「違い」を理解し、製品やサービスの提供方法を「最適化」することが、ターゲット市場での成功確率を高めることにつながります。
現地情報収集にあたって留意すべきポイント
現地情報を収集する上で、ぜひご留意いただきたいポイントを以下5点に整理しました。
●信頼できる情報源の確保
●パートナーの信用力・財務力
●法規制、その実際の運用状況の確認
●展示会・テストマーケティングは複数箇所で複数回実施
●失敗事例の研究
詳細の解説は割愛いたしますが、海外現地には「いろいろなヒト(もちろん日本人)」がいます。その中で「大きく失敗しない経営判断」をおこなうためには、日本国内でのビジネス以上に「情報」の重要性がおわかりいただけるのではないでしょうか。
グローバル市場への進出は、企業の成長にとって非常に有効な道となります。
みらいコンサルティンググループは、自らも失敗しながら学び、お客さまの海外への挑戦を組織として全力で応援しています。
ぜひ一度担当のコンサルタントにご相談いただけましたら幸甚です。
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