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~グループチャットを利用した個人規模のサイドビジネスモデル~ 深センEYE
中国IT大手のTencentのメッセンジャーアプリ「WeChat(微信)」の2018年利用レポートによるとWeChatの月間アクティブユーザー(MAU)は10.82億人に達している。
(ちなみにLINEの2019年第一四半期のMAUは8,000万人。) WeChatもLINEも単なるメッセンジャーアプリの枠を超え、幅広いビジネス領域に進出しているが、今回は、WeChatの「グループチャットを利用した個人規模のサイドビジネスモデル」に注目してみた。
まず、グループの設定であるが、完全に知らない赤の他人をグループに入れるのではなく、「特定エリアのオフィスに入居している企業に勤めている人々」をターゲットにしている。
例えば、MICSがある深圳湾ソフトウェアパークには18棟の建物があるが、WeChatで商売をしたい花屋は、オーダーは全部グループチャットで取った上で、この18棟だけにお花を配達しているのである。
実際にグループチャットのスクリーンショットでみていただけるだろうか。
さて、この花屋のビジネスモデルを分析してみると以下のとおり。
・深セン南山区ソフトウェアパークだけで、少なくとも1290名のユーザー(顧客候補)を確保している。
(1グループは500人以内との制限があるので、3グループ目の290名+1と2の各500名で合計1290名という計算)
・朝一番で当日の花とその値段をグループ内で公開して、予約を取ることができるので、補充・在庫管理がやりやすい。(花は生ものですし)
・グループチャットで鮮度等の情報がリアルタイムにあがってくるので、購入者達も判断しやすいし、安心感を高められる。(いわゆる、口コミ)
・花だけではなく、花以外のもの(たとえば、果物)を販売し、売上を伸ばすことができる。
・最近は生け花教室も予約受付している。
IT会社、ベンチャー企業、投資会社等が立ち並ぶ園区内で、電動自転車で花を配達するだけ充分な商売ができる、というのも、深センらしさではないだろうか。
(執筆:姜 香花 唯来企業管理咨詢(深圳)有限公司【MICS】 副総経理)
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