GWP100Glocal Workshop Program 100 実施事例
2022.10.17
<対馬> 独特の生態系が存在する島
対馬ワーケーションの裏目的、『ツシマヤマネコ捜索作戦』について報告します。
ツシマヤマネコは対馬にのみ生息する野生の猫で、生息数は現在 100 匹ほどしかおらず、環境省のレッドリストにも載っています。島民でさえ見たことがない人が多い、いわば「幻の猫」。
本作戦の目的を達成するための方法は「ただひたすらに、車窓からネコらしきものを見つける(ように、がんばる。がんばって、見る)」。
森だけでなく、街中にもツシマヤマネコが。マンホールにもデザインされています。
しかしネコは、なかなか姿を現しません。代わりに森のあちらこちらに「謎の箱」が置かれていることに気づきます。交通安全祈願の祠(ほこら)か何かかな?と思っていましたが、その正体はハチミツ採取のための養蜂箱。対馬は「ニホンミツバチ」純粋のハチミツを採取できる唯一の島。ツシマヤマネコ同様に独自の生態系をこれからも守っていかなければいけませんね。
対馬の大名 宗家の菩提寺として建立された「万松院(ばんしょういん)」や小茂田浜神社の元寇 750 年宗助国公騎馬像を参拝し、ツシマヤマネコに最も出逢える可能性が高い場所へと向かいます。
今にもツシマヤマネコが飛び出してきそうな森に囲まれたここにはなんと、日本で唯一「ヤマネコ注意」と(公式に)書かれた道路が。車の速度を緩めるどころか、車から降りて、あたりを見まわし、ネコの姿を探しました。
そして・・・今回、ツシマヤマネコは森から出てはきませんでした。が、2匹の元気なツシマ「ノラ」ネコに出逢うことができました。
独特の生態系が残る対馬という島で、ヤマネコもノラネコも、それぞれに安息の場所を「ネコの手」ならず「ヒトの手」が必要ならばしっかりと貸してあげて、共生していきたいですね。
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