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  1. <スリランカ×北海道>相互理解の重要性から協業を考える

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<スリランカ×北海道>相互理解の重要性から協業を考える…

2025.02.05

<スリランカ×北海道>相互理解の重要性から協業を考える

みらいコンサルティングにはさまざまな国籍を持つメンバーが在籍しています。今回、地域とグローバルをつなげ、相互の経済を活性化させる試みとして、スリランカ出身のメンバーが北海道を訪問した際にお客さま企業を訪問させていただきました。

 

スリランカの魅力と課題感

スリランカはインド洋に浮かぶ島国で、その豊かな文化と歴史が魅力です。首都コロンボは商業の中心地であり、寿司やラーメンといった日本食は現地の方にも広く親しまれ、多くの日本食レストランがあります。また仏教徒が7割ほどを占めることもあり、文化的にも日本と近しく親日国としても知られています。ご存じでない方も多いようですが、第二次世界大戦後の日本に対し、いち早く国際社会への復帰を戦勝国に呼びかけ、敗戦国であった日本と国交を結んだのはスリランカです。

残念ながら、スリランカは2022年、大統領が「経済破綻」を宣言するということがありましたが、現在では経済危機からの回復の兆しを見せているとのことで、当社のメンバーが「以前は分断されていた国がひとつにまとまり、若者たちがスリランカをふたたび世界の舞台に立たせようと強い意志を持つ様子が見られた」と話をしていたのが印象に残ります。

現在、経済成長著しいスリランカの平均年齢は33.7歳と日本と比べ10歳ほど若く、多くの若者が日本での就業を希望しているそうです。その一方で、農業製品や海産物の加工・保存・保管技術に課題を抱えている一面もあり、そのような背景から、スリランカの抱える強みや課題を、道内の企業と協業することで相互によい関係を築けないか、その可能性を模索するために官公庁や道内企業を中心に訪問しました。

 

スリランカと北海道の可能性

今回は、スリランカの現状について理解してもらうことを第一に活動しましたが、現場を直接訪問して意見交換をおこなうなかで、スリランカがインドやASEAN諸国進出時のハブとなる可能性と魅力を持つことがわかりました。また農業や水産業といった北海道ならではの産業とスリランカを結びつける協業アイデアも伺うことができました。これはスリランカ出身のメンバーが現場の担当者と対面でコミュニケーションを取ったからこそ、その想いや熱量を伝えることができたからだと感じています。それぞれの国や地域での相互理解が進むことで、新たな協業やビジネスチャンスが生まれること、そして相互理解のためには、現場を訪問しそこで働く方々と直接関わり合うこと、あたり前ではありますが、あらためてその重要性を実感しました。また、自然豊かで農業や水産業に強い北海道の世界のなかでの価値も感じることができました。

 

みらいコンサルティンググループは、これからも地域と世界をつなぐ架け橋としての役割を果たしていきたいと考えています。スリランカ以外の国の出身者もがんばっていますので、海外でのビジネスを検討されている経営者の皆さま、ぜひお気軽にご相談ください。

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