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2023.01.04
右肩上がりの経営

2023年は、パーパス中心経営の実践の年に

2023年は、パーパス中心経営の実践の年に…

新年あけましておめでとうございます。

本年も、みらいコンサルティンググループをよろしくお願い申し上げます。

 

2022年は、マクロ環境として、継続中のコロナ対応問題に加えて、ウクライナ問題、円安や物価高など、経営に影響を及ぼす事象が多く発生した年となりました。まさにVUCA(不確実性が高く将来の予測が困難な状況)の時代に突入したと実感する1年でした。

 

さて、2023年は、皆さまはどのような1年となるとお考えでしょうか?

おそらくは本格的なウィズコロナ、アフターコロナ時代となり、さらには海外との交流もますます盛んになるでしょう。また、政府もスタートアップ5か年計画を昨年末に発表し、スタートアップへの注目も集まる年になると考えられます。いずれにしても変化が大きい年になるのは間違いないことでしょう。

このような経営環境において、私が特に注目しているのは「パーパスの必要性がますます高まっていく」という点です。

 

パーパスとは

これまでも何度か、当該コラムにて取り上げさせていただきましたが、「パーパス=その会社やサービスは何のためにあるのか?」という意味になります。つまりは会社やサービスの存在意義ということになります。

このパーパスについて、少しずつではありますが「パーパス経営」という考え方も浸透していく中で、会社のパーパスを作成する企業も増えてきているという実感を持っています。

 

みらいコンサルティングにおけるパーパスへの取り組み

私たち自身としても、このパーパスを作成し、社内外に公表して周知を図っております。

このパーパスを示すことで、少しずつ社内において変化が生じてきましたが、その中でも大きな効果を感じたものが、「採用」と「メンバーウェルビーイング」です。

 

「採用」においては、パーパスをホームページに明記することで、このパーパスにそもそも興味が無い方の応募がなくなり、逆にパーパスに共感する方々の応募が増えました。また、面接においても、これまでは実務上のスキルを中心とした選考であったため、結果として長く勤務できない方も残念ながら一定数発生しておりましたが、パーパスに則り面接質問などを再構成した結果、当社の考え方に共感いただいている多くの優秀な人材に入社いただくことができました。

 

「メンバーウェルビーイング」においては、当社のメンバーの幸福感ともいえますが、私たちの会社では個々人が「マイパーパス」の作成を実施いたしました。その「マイパーパス」は、会社ありきのものではありません。あくまでも自分の人生キャリアにおける「マイパーパス」です。それを考えることは、会社のためではなく、自分のためです。

そして、そこで決めた「マイパーパス」と「会社のパーパス」を重ね合わせます。その中で、どこに重なる部分があるかを相互確認し、その重なった部分に対して、メンバーは頑張り、会社は支援をおこなうようにしました。結果として、個人と会社が共に成長できる環境ができつつあります。

個人が、会社に求められている仕事を通して、自分の夢や目標に向かっていけるということが、「メンバーウェルビーイング」につながっていると感じています。

 

パーパス中心経営とは

このように、パーパスを中心にして、各種の施策を取り組むと、どれもフィット感が高い導入効果が得られているという体験を通じ、1つの仮説にたどり着きました。

それは、「さまざまな経営課題に対する施策は、結局パーパスに通じている」ということです。裏を返せば「しっかりとしたパーパスを作成し、それを周知共有していけば、さまざまな経営施策はうまくいく」ともいえます。これが「パーパス中心経営」の効果ということになります。

VUCAの時代、表面的な対応だけでは会社として乗り越えられないことも多くなってくるでしょう。

2023年は、パーパスの作成と定着を実践し、予測不能な事が起こっても、柔軟な対応ができる組織を目指し、パーパス中心経営にチャレンジしてはいかがでしょうか?

 

私たち、みらいコンサルティンググループも、お客さまが求められるパーパス作成や定着などのご支援が可能です。ご興味がございましたら、担当者までご連絡いただけましたら幸甚です。

 

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