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2023.12.21
右肩上がりの経営

中小企業が「新規事業・新規プロジェクト」を成功に導くための3つのポイント

中小企業が「新規事業・新規プロジェクト」を成功に導くための3つのポイント…

昨今、目まぐるしくビジネス環境が変わるなかで、既存のビジネスの現状維持だけでは衰退していくという危機感をよく耳にします。それゆえに新規事業を検討したり、新しいプロジェクトを立ち上げたり、M&Aを検討されたり等、模索されている方が多いかと思います。

一方、新規事業を立ち上げたもののうまくいかなかったり、新規プロジェクトがうまく継続できず、途中で断念してしまった経験をされたことはありませんでしょうか?

今回は、中小企業が「新規事業・新規プロジェクト」を成功に導くための3つのポイントを紹介したいと思います。

 

1.当事者意識を持つリーダーの存在

新規事業・新規プロジェクトを立ち上げるにあたり、リーダーの存在は欠かせません。

ここでいうリーダーとは、経営者思考を持ち、新規事業・新規プロジェクトに当事者意識を持って自ら行動し、仲間を鼓舞したり、引っ張っていく人のことです。企業の社長からすると「リーダーなのだから当然」と思われるかもしれませんが、現実には期待ギャップが生まれていることもあります。新規事業や新規プロジェクトを任されたリーダーの心理としては、「社長に言われたから仕方なくやっている」、「できればうまくいったらいいな」など、自らの想いや熱量が欠けている、といったケースが多く見受けられます。

「このビジネスを絶対成功させたい、成功させる」という熱い想いや「このビジネスが成功・実現した世界はこんな風になっている」などビジョンや世界観を持っていることが大事です。

そのため、まずはリーダー自身が「なぜこの新規事業・新規プロジェクトをやるのか」「自分にとって、世の中にとってどんなメリットがあるのか」といった点を整理されることをおススメします。

 

2.メンバーの協力体制(メンバーを巻き込む)

新規事業や新規プロジェクトを推進していくために、社内メンバーの協力体制は欠かせません。スタートアップ企業やベンチャー企業と違い、中小企業は既存ビジネスでつちかったリソース(経営資源)があること、特に従業員・人脈や資金がすでにあることは、アドバンテージがあるといっても過言ではありません。

新規事業や新規プロジェクトでは、未知の課題や複雑な問題などに直面する機会が多くあります。今まで対応したことがない課題に出くわしたときに、社内メンバーの知見や経験を活かしたアイディアや解決策が前進に寄与することが多々ありますので、その意味でも社内メンバーを巻き込んでいくことは重要です。

また、社内のみならず、社外のメンバーを巻き込み共創していくオープンイノベーションの発想も大事です。固定概念を脱却し、異文化、異業種等の知見を得ることによって、1社の枠を超えてより柔軟な発想や刺激を受け、成功実現や前進に繋がります。

 

3.社内のチャレンジ風土づくり

最後に、チャレンジする風土づくりは欠かせません。どんなにリーダーやメンバーが集まっても、会社としての後押しがないと長続きしません。会社として新規事業・新規プロジェクトが大事と発信していても、実際の取り組みとしては既存ビジネス中心になっているケースも散見されます。会社として「言行一致」させるとともに、既存ビジネスのブラッシュアップを含め「どんどん新しいことにチャレンジしよう!」という風土づくりが、より新規事業や新規プロジェクトの成功・実現可能性を広げると思っています。そして、早く失敗(体験)して多くの気づきを得る、気づきを組織に共有し次に活かす、その繰り返しをさせていくことが重要なのです。

 

先が見えないこれからの時代だからこそ、一人ひとりが当事者意識をもって行動し、自分自身、組織が“ゆでガエル”になっていないか常に振り返るとともに、主体性をもってチャレンジしていく必要があるのだと思います。

みらいコンサルティンググループでは、企業の成功を実現するために「実現伴走型コンサルティング」を心がけています。ご興味を持たれた方はお気軽にご相談ください。

 

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