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8tips社員が幸せな経営

2022.02.16
社員が幸せな経営

アマゾン創業者が受けた教育方法がビジネスの現場でも有効?!

アマゾン創業者が受けた教育方法がビジネスの現場でも有効?!…

今の日本の企業では、規模・業種を問わずどこも人手不足が課題となり、採用や育成に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

そんな中、最近子どもの教育現場で話題になることの多い「モンテッソーリ教育」という教育方法との類似性に注目してみました。

 

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育とは、イタリアの医師であるモンテッソーリが生み出した教育法です。

子供というものは、元来知ることを強く求めているもので、用意された支援的な環境の中であれば、自発的に学び始める力を持っているという考え方です。

アマゾンのジェフ・ベゾス、グーグルのラリー・ペイジ、サーゲイ・ブリン、日本では藤井聡太などがこの教育を受けた人として有名です。

日本での知名度はまだ低いのですが、モンテッソーリはかつてノーベル平和賞にもノミネートされ、イタリアでは紙幣(1000リラ)にもなるほど高名です

 

自分で自分を教育する

モンテッソーリ教育ではまず子供を観察し、「子供の事実」を知ることからスタートします。その子供の事実に基づいて、親は何かを教えるというより、元々備わっている自己教育力を伸ばしていくための環境を整える、いわゆるガイド役を担う事になります。そうすることによって能動的で自立した子供に育つというものです。

この考え方と類似した手法をビジネス現場における社員・リーダーの育成に取り入れる企業が増えているように思います。

 

自立・自律を阻害する日本のビジネス現場

ビジネスの現場ではこれまで上司・先輩がやってきたやり方を教え、ミスをしない様に事前に手を打つ、などが実状ではないでしょうか?そのような育成方法の中で仕事をしていると、その結果として「自立・自律できない社員」になってしまうことは必然ともいえます。自社の社員や部下に対して「自分で考えることができない」「受け身になっている」などの不満を聞くことも多いのですが、そのあたりに起因しているのではないでしょうか。

 

上司・リーダーから変わることが大切

社員の育成方法を変えるためにまず変わるべきは、育成をする上司・先輩の方です。「自分が経験した方法を教える」「部下にミスをさせないように」という考え方ではなく、まずは社員がどのような行動をしているのか?何を考えているのか?に興味・関心を持ち、合理的な手本を示したり、失敗を経験させることで社員自らの成長を促すことが重要です。

まずは、社員が成長する環境をどのように整えるべきかを考えるところから始めてみてはどうでしょうか。

もちろん、ビジネスの現場は学校教育とは異なります。競合がいる、時間がない、といった環境にありますので、それもおり込んだ中で自立・自律社員へ育てていく、という観点は欠かせません。それぞれの状況に合わせた取り組みをしていただければと思います。

 

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