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2022.05.25
SDGsと経営

【提言】「士業の使い方」を再考してみてはいかがでしょうか

【提言】「士業の使い方」を再考してみてはいかがでしょうか…

みらいコンサルティング代表の岡田です。

今回は、提言として、企業として「士業の使い方を考え直すことの必要性」についてご案内したいと思います。

 

多くの会社様に弊社の税理士や社労士あるいは経営コンサルタントと顧問契約を締結していただいており、心より感謝を申し上げます。

そして、同時に、私たちは皆様のご期待にしっかりと応えるべく、常に最良のご支援ができるよう自問自答を繰り返し、適切なサービスの提供の実現を目指しています。顧問先企業の皆様にご満足いただけますよう、日々新しい情報を仕入れ、ご提供させていただくことを、全社的な取り組みとして実施しております。

もしも、そのご期待に十分にお応えできていないことがございましたら、是非ともご指摘いただけますと幸いです。至らぬところは組織全体で改善し、常に、ご期待いただいている以上のサービス提供ができるよう努力してまいります。

 

さて、私たちは、全国11ヵ所の拠点にて、地域に根ざしたお客さまのご支援を実施していますが、特に税理士や社労士など、士業が絡むご支援をさせていただく際に、「地元の大先生にお願いしているので安心しています」という声をお聞きすることがあります。何か問題がおこった際には、しっかりと守っていただける、そういう意味では正しいことだと思います。

その一方で、大変遺憾ではあるのですが、最近よくお聞きするのが、顧問をされている先生が「みらいコンサルティング(東京のコンサル)からの提案は聞かないでください」という要請をされる、ということです。それは金融機関の皆様からのご紹介であったとしても、です。

なんとも複雑な気持ちになります。

私たちとしては、これまで長く顧問をされている先生から仕事を奪う、などという発想は毛頭なく、どちらかというと、それらの先生方が取り組まれていない分野において、そのお客さまの将来の成長につながることを願って提案をさせていただくことを考えています。それを、提案すら聞くな、と顧問の先生から言われてしまうと、会社の方も「致し方なし」と、先生のご意見に従わざるを得ないのではないでしょうか。

 

そのような事例を耳にすると、私たちはどうしても疑問に感じてしまいます。これまでお付き合いがなくとも、本当にお客さまの成長を考えて提案しようとしているにもかかわらず、それを受け入れないようにと指導する士業は、本当にその会社や経営者に寄り添っていると言えるのでしょうか?

もちろん、私たちも士業メンバーを多く抱えていますので、常に自問自答すべき話なのですが、もし私たちが逆の立場になったら、「いろいろな提案を積極的に聞いていただき、最も優れた提案や、最も自社のために情熱を注いでくれる先生にご支援をいただくべき」とメンバーに伝えます。その姿勢があるからこそ、私たち士業も努力をする必要があるのです。

 

全国には、経営課題ごとにその道で一流と呼ばれる専門家がいます。もちろん、みらいコンサルティング以外にもたくさんいらっしゃいます。そのような専門家の支援が必要だとお感じの場合、まずは自社の顧問の先生に意見を求めていただきたいと思います。現状の課題解決につながるのであれば、それを肯定する先生とは今後も良い関係を続けていけるものと考えます。逆に否定する先生であれば、その理由をしっかりとお聞きした上で、今後のお付き合いのあり方を検討することも大切であると思います。

 

例えば、税理士や社労士であれば、2カ所にお願いすることも可能です。セカンドオピニオンとも言えますが、例えば税理士であれば「税務申告」はこれまでの先生に、「事業承継」はその道の専門家にというように、課題ごとに同じ士業であっても異なる先生、それぞれ得意とする先生に依頼するということが普通の世の中になっていくと考えています。そして、そのような「士業最適」ではなく「企業の成長に選択肢がある社会」を実現していきたい、と考えています。

 

「士業の使い方」を考えていただく機会になりましたら幸甚です。 

 

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