8tips最大効率の経営
なぜ組織再編は必要か
企業には、創業期から成長期、成熟期から転換期といったライフサイクルがあるといわれています。それぞれのステージに伴って、その目標、戦略、そして組織に必要な能力も変化していきます。効率的かつ効果的に目標を達成するためには、これらの変化に対応し、組織の構造自体を変革させることが必要となります。この変革プロセスを通じて、企業はさらに飛躍し、持続的な成長を実現することができます。
このように、企業の潜在能力を最大限に引き出し、組織構造の変革を促進する手段の一つとして、「組織再編」があげられます。
どのような変革をおこなうのか
組織の構造は、「分散型」または「集中型」のどちらかに傾く傾向があります。
分散型の組織では、全社的なシナジーの減少や無駄の増加を防ぐために、集中型への移行が必要になることがあります。例えば、持株会社がすべての事業を統合(合併)し、それぞれの事業領域で磨いたノウハウや財産を全社集中をする、というようなケースです。
一方、集中型の組織では、各部門の自主性や創造性を促進するために、分散型への移行が必要となることがあります。例えば、1社体制の事業会社が持株会社体制へ移行(分社化)し、子会社はそれぞれの事業領域で競争力を高めていく、といったケースです。
どちらが絶対的に正しいというわけではなく、成長をしている企業は一定の期間ごとにこれらを交互に繰り返しています。この繰り返しにより、筋肉質で健全な体質を育てることができるのですが、どちらの組織構造でも適切に繰り返し組織再編が実現できる柔軟な組織でありつづけることがポイントです。
組織再編はいかにスピーディにすすめるかがカギ
組織再編の実行可否の検討に1年、2年という時間がかかっていませんか?時代の流れは待ったなしで過ぎていきます。いかにスピード感をもって組織再編を実行できるかがカギとなります。
組織再編の実行には、企業法務だけでなく会計税務、人事労務といった多様な法律が複雑に関連し、その実行には多くの専門家の協力が欠かせません。しかし、専門家らしい慎重さが結果的に時間をかける事態を生み出し、それによってビジネスチャンスを逃す可能性もゼロではありません。
組織再編は「全体としてもっとも重要なポイントは何か」の把握とともに、リスクを認識し、各部門間で共有しながら、少しでも早く進む方策を採ることが大切です。言い換えれば、組織再編というのはあくまでも手段であり、そもそも目的は、短期的には変革するビジネス環境への適応ですし、中長期的には変化に強い柔軟な企業体質づくりですから、その目的を追求する意味でもスピード感は重要です。
私たちみらいコンサルティンググループは、豊富な支援実績によって培ったノウハウがあり、このスピード感と専門性を融合し、お客さまの組織再編の具現化をサポートしています。どんな些細なご相談でもかまいませんので、お気軽にお問い合わせください。
一般社団法人 AMA terrace
一般社団法人 事業承継ドクター協会
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