8tips右肩上がりの経営
VUCA時代の企業経営を、一度立ち止まって考える
世の中では、新型コロナウイルス、大国の近隣国家への侵攻など世界では今まで想定できなかったことが起こり、何があってもおかしくない時代になりました。今に始まった話ではないですが、企業経営も同じことがいえます。
VUCAとはなにか?
もう聞きなれた方も多いと思いますが、VUCAとは以下の頭文字をとったものです。
Volatility :変動制 不安定
Uncertainty :不確実性 確信のなさ
Complexity :複雑性 複雑なもの
Ambiguity :曖昧性 両義性
一言でいうと「予測不能の時代」の環境下でいかに企業経営をしていくか、という問いに答えていく、ということだと思います。
たとえば、この10年で無くなっていったモノ、無くなっていったビジネスはどれだけあるでしょうか。そして、この先の10年は、今までの10年とは比較にならないほど経営環境が変化するでしょう。その変化が激しく先の読めない時代をいかに乗り切るか、経営に関わる方だけではなくそこで働くひとりひとりも、その「変化に耐えられる行動変容」が求められるだろう、ということは感じていらっしゃるのではないでしょうか。
VUCAの時代に必要なモノとは
上述の問いに答えるのは容易ではありませんが、少し落ち着いて整理すると、まず、予測不能な変化が激しい時代に対応するための「現場力」、そして、それを活かす「権限委譲できる人材・チームの形成」が不可欠ではないか、ということがみえてきます。
現場力とは
自分で考え修正できる自律型人材の育成
スモールステップでいいから自身が動きながら修正ができる
自律型組織の形成
↓
権限移譲できる人材・チームの形成
ビジネスのスピードが速く、なにが起こるか分からない中では
現場の組織が考え、その時々で得意な人がリーダーシップを
とりながら動いていくことができる組織システムの構築が有効
また、現場力、自律型人材育成、自律型組織形成のためには、権限と責任を明確化すること、そして、マネジメント層の役割を明確化することが必要だと考えます。たとえば、以下のような観点で整理してみることをお勧めします。
権限とは
・業務エリアの開発(やりたいことの発見、行動)
・チームの人員構成
・労働管理の自主性(働き方の自由度)
責任とは
・コミュニケーション機会への積極的な参加
・労働環境の維持、労働時間管理(健康的な労働環境維持)
・数値の必達(より良い労働環境の維持)
マネジメントの役割とは
・ビジネスおよびビジネスエリアの拡大
ビジネスとビジネスエリアのフォーカス
・マネジメント人材の育成
企業継続のために次世代人材の育成
・適正な人事評価
わかりやすく、納得がしやすい評価制度の構築
・最後に、経営陣の使命
正当なビジネスをおこない、適正な利益を得てメンバー全員が意欲を持って仕事ができる職場環境や労働環境の整備
不確実な時代だからこそ一度立ち止まり、企業の将来を考えるのは、大事なことだと思います。もちろん、みらいコンサルティングのコンサルタントがいつでも「考える」お手伝いをさせていただきますのでお気軽にお申し付けください。
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