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2024.01.05
右肩上がりの経営

2024年は、「人材不足の解消」がビジネスのポイントに

2024年は、「人材不足の解消」がビジネスのポイントに…

新年あけましておめでとうございます。

本年も、みらいコンサルティンググループをよろしくお願い申し上げます。

 

2023年は、ChatGPTに代表される生成AIが大きく話題になりました。いよいよビジネスの世界にも生成AIが進出し、今後のビジネスモデルを大きく変化させるインパクトをもたらし始めています。2023年は、数十年後に振り返った時、ビジネスの潮目が変わり始めた年として刻まれるような、そんなティッピングポイント(転換点)となる年ではないかと、個人的には感じます。

 

さて、いよいよ2024年がスタートしました。今年のビジネスにおけるメインテーマは、「人材不足の解消」ではないかと考えています。昨年まで話題となっていた「2024年問題」の該当年でもあります。

「2024年問題」とは、「これまで時間外労働の上限がなかった運送業や建設業などであっても、この4月以降は上限の適用が実施される」というものです。そのため、同じ人員数で、昨年と変わらない同じやり方の場合、「これまでと同じオペレーションができなくなる」という問題が生じることになります。

 

さらには、若手人口は減少、都市部への人材流出、外国人労働者の日本離れなど、人材採用において環境的にポジティブな要素を見つけることは、難しくなってきています。

人材不足に陥ると、サービス品質の低下が想定され、その対応を誤ると、お客さま離れにもつながりかねない、経営に直結する課題となります。

実際に、年末に多くのお客さまや金融機関さまともお話をさせていただきましたが、人材不足に関する話題を多くお聞きいたしました。

 

この「人材不足の解消」には、2つの側面があります。1つは「世の中の『人材不足の解消』を手助けする商品やサービスが伸びるであろうこと」。そしてもう1つは、「自社の『人材不足の解消』施策に本気で取り組まなけれればならないこと」です。

 

世の中の「人材不足の解消」を手助けする商品やサービスへの取り組み

直接的に、労働力の代替となるサービスや商品を提供できる会社には、大いに追い風となる環境と言えます。具体的には、DX(デジタルトランスフォーメーション)やBPR(業務プロセス改善)の支援、自動化やロボット化、リモート化をサポートするものなどが該当します。

昨年来、この流れは続いていますが、より加速すると考えられ、今のサービスや商品を、どのようにマーケットに認知してもらうかは、大切なポイントとなります。

また、新規事業としても、このような観点を取り入れながら進めていくのが良いでしょう。

 

自社の「人材不足の解消」施策への取り組み

自社において「人材不足に陥る状況をいかに阻止するか」。こちらも重要な経営テーマです。採用から育成、定着までの一連の流れに、これまで以上に注意を払う必要があります。

採用においては、待っているだけでは採用は難しく、応募者に選んでもらえるよう「自社の魅力を伝えることができるか」がポイントとなります。

育成においては、特に20代であれば、自身のキャリア形成に興味が高い傾向があるので、「自社で経験を積むことが、どんなキャリア形成につながっていくか」を示すことが求められます。

定着については、自社の価値観をしっかりと打ち出し、働きがいのある環境、本人と家族のウェルビーイングを意識した施策を実施するなどの対応が求められます。

 

これら「人」そして「組織」に関する顕在課題・潜在課題について、みらいコンサルティンググループでは、全国でそのご支援を実施しておりますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

 

新しい年が皆さまにとって良い一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

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