8tips社員が幸せな経営
2025年は「変化対応力」を高めた組織が勝ち組に!
新年あけましておめでとうございます。
本年も、みらいコンサルティンググループをよろしくお願い申し上げます。
2024年は、皆さまの会社にとってどのような1年でしたでしょうか?
業種により差はあるのでしょうが、円安の影響、それに伴う物価高の影響もあるなかで、同時に賃上げ圧力が進みました。その結果として、当社には「優秀な社員にとって魅力ある人事制度・給与制度」への改定依頼が、これまでの年に比べて圧倒的に多い年となりました。
さらには、「自社の採用力を高めたい」とのことで、自社の魅力を第三者の目で発掘し、求職者に伝えていく「採用デザインコンサルティング」のご依頼も多かった年となりました。総じて「ヒト」に関しての経営課題が、経営の主要課題であった年と感じております。
さて、2025年がスタートしました。今年も「ヒト」に関しての経営課題が継続することは間違いないでしょう。むしろさらに重いテーマになっていくと考えられます。
昨今、当社に寄せられる「ヒト」に関しての経営上の課題については、おおよそ次の3つに分類されると考えられます。
①人手不足
②人材不足
③変化対応力不足
①の人手不足については、文字通り業務を実施する社員が不足している状況です。人がいないと売上を立てることができないため、採用・定着に力を入れます。そのための採用デザインコンサルティングなどを活用した、会社の採用力強化が肝となります。さらには、高齢者、女性、外国人など、これまで雇用してきてこなかった層に対しても積極的に門戸を開く必要があります。
②の人材不足については、経営人材やリーダー人材のように、経営判断を自ら実施できる人材を確保・育成していく意味合いとなります。この層がいなければ、社長や経営幹部の業務は減ることはなく、会社が次のフェーズに向かうことが難しくなると考えられます。
年齢に関係なく、有為な人材を社内外から登用し、特別なキャリアトラックを用意して育てていくことが求められています。そのための制度整備も必要となるでしょう。
そして③の変化対応力不足です。これは、社員が新しい業務にシフトすることができず、要員として最適配置ができないという問題です。特にベテラン社員であればあるほど、これまでマスターしてきたスキルや知識を捨ててまで、新しいことに挑戦するにはハードルも高いといえます。さらにそれを無理強いすると、場合によっては転職してしまうリスクまであるということになります。
実はこの③をスムーズに実施できる会社が、これからの時代において極めて大切ではないかと考えております。
普段から「変化対応の必要性」のメッセージを発信すること
「経営は変化対応業」と言われたりします。AIなどの技術の更なる発展は当然として、特に2025年は大国の政治体制変更などによる地政学リスクも高まります。これまでの延長線上に保証された成功は存在せず、常に高度な経営判断を経営者は続けていかなくてはなりません。
時に右へ、時に左へと状況に合わせて判断を変え、それを社内に理解をしてもらい実際に動いてもらう必要があります。
一般的に、現場で頑張っている社員は経営判断の背景まで理解することは難しいものです。したがって、突然変化しろと言われても、その理由が分からず、反発を招いてしまうことも往々にしてあります。
会社として日頃社員の皆さまに伝えていただきたいことは、
「社員とその家族の皆さまを守り、給与を上げ、将来の生活不安とならないように会社としては全力を尽くすこと」
そのためには、
「環境に応じて仕事の種類や中身も臨機応変に対応していく必要があること」
「むしろ変わらないことが皆さんにとってもリスクであること」
といえます。
これらを実行するために大切な要素として、「傾聴・承認などの文化づくり」、「EQ(感情知能)力向上」、「良質なコミュニケーションの取り方」などのポイントを社員の方に理解いただくことで、その導入効果を高めることが可能となります。これらも私たちみらいコンサルティングが全国どこでもご支援させていただきますので、お気軽にご相談いただければと思います。
新しい年が皆さまにとって良い一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。
【関連記事】
人手不足の本質的な要因は? 経営者が頭を抱える直近課題は「ヒト・ヒト・ヒト」
会社経営についてご相談ください
- 課題を明確にしたい。
- 課題解決の方法がしりたい。
- 課題の整理がしたい。
- セカンドオピニオンがほしい。
企業経営に関するプロフェッショナル集団が
お客さまの状況に合わせてご相談を承ります。
【セミナー情報】
【ライブラリ】
- LIST
- 一覧へ