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2023.01.30
世界を駆ける経営

ベトナムのいまとみらい <第7回> ベトナム視察ツアーを終えて

ベトナムのいまとみらい <第7回> ベトナム視察ツアーを終えて…

2023年の旧正月(以下、「テト」)は1月20日~1月26日です。ベトナムではテトが始まる少し前から行政の仕事も止まり始め、従業員達は実家に帰省を始めるため、この期間は大事な仕事も進まないのが恒例です。日本はオンとオフがはっきりしていて、連休前日までトップギアで仕事をする方が多いように思いますが、ベトナムでは少し違うようです。私はテト前はダナン、ホーチミンと各地をまわり、テト期間は日本で休暇を過ごす予定としました。

 

さて、2022年に当社の海外研修の一環で6名がベトナムにやって来ました。今回はそのアテンドを通じて感じたことをシェアしたいと思います。今年はベトナムへの出張者や旅行者が一層増えることが見込まれますので、これからベトナム渡航やそのアテンドをご予定される方は是非参考にしていただければと思います。

 

<視察研修概要>

研修期間:3泊5日

訪問場所:ホーチミン・ハノイ

研修の目的:ベトナムの市場や今後の展望を知ること

 

まず研修期間についてですが、実質3泊5日でホーチミンとハノイ両方を巡る欲張りプランということで、なかなかタイトな研修でした。行程の概要は下記の表の通りですが、ホーチミン・ハノイ間は飛行機で約2時間かかるので移動日は移動だけでほとんど終わってしまうことを覚悟しておいた方が良いかと思います。

 

地  名 現地時刻 スケジュール
1日目 日本⇒ホーチミン 13:50 タンソンニャット空港着
17:00 市内(1区)徒歩観光
19:00 夕食(ホーチミン泊)
2日目 ホーチミン 8:00 朝食
10:00 日系不動産会社(兼語学学校)に訪問
12:30 みらいコンサルティングベトナム(ホーチミン)オフィス見学&昼食
14:00 戦争博物館・統一会堂・ベンタイン市場見学
17:00 人材(技能実習生)送り出し機関訪問
19:30 夕食(ホーチミン泊)
3日目 ホーチミン⇒ハノイ 11:00 タンソンニャット空港発
13:15 ノイバイ空港着
14:30 昼食
16:00 みらいコンサルティングベトナム(ハノイ)オフィス見学
18:30 タンロン水上人形劇鑑賞
20:00 夕食(ハノイ泊)
4日目 ハノイ 10:00 工業団地見学
13:00 昼食&Ocean Park見学
15:30 Eaon Mall Long Bien 見学
18:00 ホテルチェックアウト&夕食
21:00 空港着(機中泊)
5日目 ハノイ⇒日本 0:30 ノイバイ空港 発
7:00 成田空港 着

 

今回の研修企画兼アテンドを終えて感じたことをいくつか綴っていきたいと思います。

 

① 北部南部を見るメリットとデメリット

ハノイとホーチミンを一度の研修で両方まわることは非常によいと思います。北と南では天候、歴史、文化、ビジネス、さらに、人の気質までまるで他の国のように異なりますので、この比較ができるのはとても有意義だといえるでしょう。イメージとしては、ハノイは首都であり政治的で保守的、ホーチミンは最新の都市で自由闊達という印象です。この辺をビジネスにからめて視察することができるととても参考になるのではないかなと思いました。

同時にこれを行う為にはやはりある程度の日数が必要になることは否めません。今回のように実質3泊(ホーチミン2泊、ハノイ1泊)だと正直なところ、かなりタイトではあります。

 

② 食事をどこにするか

せっかく海外に来ているのでその国の料理を体感した方がよいのは間違いありません。ただ、日系レストランが多く進出している国では、そこで広く支持されている日系レストランに行くのも良い研修になると思います。今回Pizza 4P’sという日本人経営のピザ屋へ行きましたが、現地の人に売れているものには必ず相応の理由があり、それを知ることで海外進出における成功のヒントがあるはずです。

 

③ 企業訪問を入れた方がよい

市場調査のように現地の様子を実際に目で見て身体で感じることはとても重要です。ただ、ビジネス現場の方の話を聞く機会を設けるのが一番刺激を受けると思っています。今回の研修行程では、日系の不動産会社や技能実習生の送り出し機関、建設中の工業団地の社長に直接話を聞く機会をいただきました。面会後のバス移動中に毎回メンバー同士で感じた事や自分ならどう思うかを自然とシェアしていたので、よい機会になったのではと感じています。

 

簡単にポイントをお伝えしましたが、今後ベトナムにお客さまをアテンドしたり、社員研修で訪問する機会があれば参考にしていただければ幸いです。

みらいコンサルティンググループは毎年海外研修をおこなっています。もし、少しでも効果的な研修にするためのヒントが必要であればどうぞお気軽にご相談ください。

 

【関連記事】

ベトナムのいまとみらい <第6回> ベトナムシェアオフィス事情

ベトナムのいまとみらい <第4回> 「ホーチミンとハノイどちらがお好みですか?」

 

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