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8tips世界を駆ける経営

2020.09.25
世界を駆ける経営

急成長の中国EC第二位は

急成長の中国EC第二位は…

2015年設立、2018年NASDAQ上場、未だ四半期で一度も黒字化していないにもかかわらず2020年9月現在の時価総額が10兆円を超えているという中国企業をご存じでしょうか。

この驚異的な成長を遂げているこの会社は、「拼多多(ピンドウドウ)」(以下「PDD」)といいます。アリババのようにECプラットフォームを提供しているPDDは、オンラインショッピングとソーシャルメディアを融合させた「ソーシャルコマース」のリーディングカンパニーで、テンセント社のWechatと連携した共同購入機能を装備することによって低価格を実現し、中国の中低所得者層の取り込みに成功しています。

急成長による影の部分も指摘されていますが、今最も勢いのあるプラットフォームといってもいいでしょう。2019年からは「拼多多国際」という越境ECにも参入していますので、今回はその出店方法を紹介します。

拼多多国際(越境PDD)への出店手続き、必要書類および出店に関わる費用

参照:https://ims.pinduoduo.com/

アカウント取得後は、販売したい商品の写真と紹介文を所定の手順によりアップロードするだけで商売が開始できます。

このように、スタートするのはとても簡単で、費用も手軽なのですが、多くの店舗・商品があふれ、競争もすさまじいPDDで売上を獲得するのは容易ではありません。効果的なマーケティング、プロモーション、店舗設計など、むしろ開店後にかける時間・費用が膨大になる傾向があります。日系企業が中国のECプラットフォームで越境ビジネスを検討する場合には、PDDに限らず、それを得意とする専門業者のアドバイスのもとに進めることをお勧めします。

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