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2021.06.09
最大効率の経営

業績アップ!BPOのススメ

業績アップ!BPOのススメ…

BPOは「ビジネスプロセスアウトソーシング」の略称です。

特定業務のみ外部委託する従来型のアウトソーシングとは異なり、BPOは一連の業務の流れをまとめて外部の企業へ委託します。

 

特に経理や、総務、人事などの間接業務を中心に、自社の課題に合わせて、高い専門性を持つ会社にアウトソーシングすることが多く、メリットとして、以下の4つが挙げられます。

 

1.経営資源の集中

間接業務も、会社経営の上で重要なものではあるものの、優秀な人材を確保し続けることは難しい場合も多いのではないでしょうか。間接業務をアウトソーシングすることで、優秀な人材を極力本業に振り向けることができるようになります。

 

2.業務の効率アップ

特に間接業務は個人に依存していることが多く、業務改善のノウハウのない社内の人間だけでは業務を変えられない、といった話をよく聞きます。業務に関する専門性を持つ会社に業務プロセスを改善してもらい、効率アップをおこなうことも非常に有効ですが、さらに、その後も全部あるいは部分的にアウトソーシングすると、常に業務効率の良い状態を保つことができます。

 

3.コスト削減

導入時のコストは高くつくかもしれませんが、アウトソーシングした業務に関する人員の採用コストや育成コストなどが不要となるため、トータル的にコストが削減できます。

 

4.法改正や新規事業への対応

会計制度・税務法令(経理)や労働法令(総務、人事)などの改正があったときや、新規事業を立ち上げたときに、社内の人間だけで対応するのは容易ではありませんが、専門性を持つ会社にアウトソーシングしていれば、そのような変更に対し、既存プロセスへの影響を考えながら柔軟に対応することができます。

 

BPO成功のポイントは、自社のニーズに対応できるサービス提供会社を選定することです。会社によって得意分野が異なりますし、規模感(対応力)、セキュリティ対応、スピード、費用などきちんと確認していただければと思います。

 

また、会社数が多い企業グループであれば、各社に分散している間接部門の人員をシェアードサービスセンターとして別会社に統合し、グループ各社からBPOを受託するという方法もあります。集中させることで効率化され、コストが削減する効果もありますが、取引先などグループの「外」から受託することもできるようになれば、これまで「コストセンター」の位置づけであった間接部門が「プロフィットセンター」となることになり、グループ全体の業績アップといった貢献も可能となります。

 

業績アップのひとつの手段として、アウトソーシングをはじめてみてはいかがでしょうか。

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