Regional Transformation地域創生
2024.05.21
メディアが取り組む地域振興について
全国の地域において、人口減少や高齢化、そしてそれらによってもたらされるさまざまな課題に直面するなか、地域企業は各社の持つ強みをいかしながら課題解決に向けて取り組みを進めています。
今回、神戸新聞社さまにお伺いし、地域振興に向けた取り組みについてお伺いしましたのでご紹介します。
神戸新聞社さまの概要と地域振興の取り組みについて
神戸新聞社さまは、1898(明治31)年に創刊。主に兵庫県全域を対象に、幅広い情報の発信を通じ、地域の発展に取り組まれています。その活躍は、新聞の発行だけにとどまらず、「神戸新聞厚生事業団」として福祉啓発、援助事業を実施しているほか、各販売所が兵庫県の「地域ぐるみ安全対策事業」に参加し、地域防犯のサポーターとして地域の防犯活動に取り組んでいます。また、神戸新聞子育てクラブ「すきっぷ21」では、多彩な事業を実施するとともに、1つのプラットフォームとして出会いや交流の場づくりを通じて、地域の子育ての悩みや課題解決に貢献されています。
これからの地域振興に向けて
今回、神戸新聞社さまに訪問した際に、地域振興にかける想いとして、「地域振興は企業や人を誘致し、お金を循環させることが必要。そのためには神戸で長い歴史を持ち、幅広い地域で情報を発信する力を持つ弊社であるからこそできることがある」とお話がありました。実際、神戸新聞社さまと自治体が連携し、妖怪を使った町おこしがおこなわれています。
また、最近ではスタートアップへの支援に向けて、神戸市中央区にて「アンカー神戸」を運営し、スタートアップ、企業、大学、研究者、市民が、自らのアイデアや想いを、多様な人々とともにカタチにし、イノベーションを創発するコミュニティスペースを設けています。
今後、みらいコンサルティングとしても、神戸新聞社さまと協力・連携しながら地域振興へと取り組み、私たちの視点での気付きを発信してまいります。
<執筆者>
西日本地域共創株式会社
山本 直樹