地域×グローバルで拓く中堅・中小企業の未来
~タイ人マネージャーの短期駐在から見えた、共創のための「仕組み」と「熱量」~
みらいコンサルティンググループでは、地域企業のグローバル展開支援に注力しており、「地域×グローバル」をキーワードにした取り組みを行っています。その一環として、2025年11月、タイの現地法人マネージャーを福岡支社に約1か月間受け入れる短期駐在プロジェクトを実施しました。
日系企業の進出が多いタイと、アジアの窓口として知られる福岡。現地のマネージャーと日本のメンバーが直接触れ合い、相互理解を深めることで、より一体感のある支援体制を築く礎となります。
本コラムでは、滞在中の業務や生活を通して彼女が手にした気づきと、そこから見えてきた「拠点を超えたチームづくり」のヒントを共有します。
お客さまのイメージ化:現場の体験が「確信」に変わる瞬間
今回の駐在期間中、現地マネージャーは10社を超えるお客さまとの面談に同席しました。
自身が日頃からタイでご支援している日本企業の「本社」オフィスや「現場」を実際に訪れ、そこで働く人々や、経営者が抱えるたくさんの「想い」に直接触れたことが、非常に印象に残ったようです。この体験を通じて、ご支援している企業が実はとんでもなく大きな企業グループだったことや、日々の支援が社会にどのように結びついているのか鮮明にイメージできるようになったといいます。
また、これからタイ進出を検討したいという企業の経営者とも運よく対面でお打合せし、進出にかける熱い想いを直接伺うことができました。
「自分の仕事が、日本のお客さまの未来にどう繋がっているのか」。この手触り感のある納得を得たことは、彼女がプロフェッショナルとしての責任感を改めて再認識し、支援の意義を確信する大きなきっかけとなりました。
もちろん、同席した日本のメンバーも、彼女の「プロフェッショナル」な仕事ぶりや人柄にふれ、頼もしい仲間が世界にいることをうれしく、誇らしく思ったことでしょう。
想いを言語化する「仕組み」が、国境を超えたチームをつくる
社外訪問以外にも、社内での業務紹介や全社会議へ参加し、ランチや親睦会を通して日本のメンバーとの交流を深めました。
滞在期間中、彼女にとってとくに印象的だったのは、みらいコンサルティングが大切にしている「MC WAY※」を共有する時間でした。
※MCWAY:みらいコンサルティンググループの企業理念(パーパス・行動指針)のこと。当社ではMC WAYを自分事として浸透させるため、毎週の朝会や年次の研修において、全社員が自身の業務体験や日常の気づきをMC WAYと照らし合わせ発表する機会を設けています。
タイ法人では業務進捗を確認する会議はありますが、自身の想いを語る場はこれまで多くありませんでした。
朝会の場や研修の機会を通して、自身の業務体験や日常の気づきを自分の言葉で発表する。この「想いの言語化」のプロセスこそが、文化や言語の壁を超えて信頼関係を築く礎となると、彼女は感じたようです。日本メンバーと働き方の価値観について議論を交わすなかで、拠点を超えて「ひとつのチーム」であることを確信できたといいます。こうした仕組みを通じて個人の視点を組織全体で共有することが、グローバル拠点における自律的な成長を支える強力なエンジンとなります。
外国人材を「未来を創る仲間」として迎える覚悟
今回の短期駐在を終え、彼女は「視界が大きく広がった。日本のお客さまの背景や想いを、タイのメンバーにもしっかり伝えていきたい」と、一回り大きな自信に満ちた表情で語ってくれました。
どこでもオンラインで繋がれる時代だからこそ、同じ空気を共有し、顔を合わせて語り合うリアルな交流の価値はますます高まっています。現地法人のメンバーを共通の価値を追い求める「経営の仲間」として迎え入れ、「現場」を体験し、想いを共有し続けること。その積み重ねこそが、拠点を越えた強いチームを創るための確実な一歩となるはずです。
「地域と世界をつなぐのは、仕組みだけでなく、人の熱量である」1か月を全力で駆け抜けた一人のマネージャーが得たこの確信は、これからのグローバル経営のあるべき姿を私たちに示してくれています。
本プロジェクトの詳細や、外国人材の受け入れ・グローバル展開支援に関するご相談がございましたら、お気軽に当社担当までお問い合わせください。