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「自分らしさ」と「会社の理念」が重なる瞬間 ~ マイパーパスストーリー共有会から見えた組織の未来

「自分らしさ」と「会社の理念」が重なる瞬間 ~ マイパーパスストーリー共有会から見えた組織の未来

みらいコンサルティンググループでは、社員一人ひとりが大切にする「志」や人生の歩みを共有する「マイパーパスストーリー共有会」を定期的に開催しています。

今回はゲストとして、税理士法人横浜総合事務所の代表・山本歩美さま、チーフ・大川駿平さまをお招きしました。独自の文化を持つ同事務所のお二人の目に、個人の人生(ストーリー)を分かち合う私たちの取り組みはどう映ったのでしょうか。対話から見えてきた、組織と個人の新しい関係性についてお届けします。

なぜ今、個人の「パーパス」が必要なのか

横浜総合事務所さまでも、ちょうど「自分の歩みを振り返り、マイパーパスを見つける」取り組みを始めようとしているところだそうです。なぜ、組織の理念だけでなく、個人の志に光を当てる必要があるのでしょうか。そこには山本代表の強い想いがありました。

「経営理念は、創業者以外にとっては『覚えること』から始まってしまいます。自分の人生とは無関係な場所にある言葉を、どうにかして自分ごとにしてほしい。組織は組織、自分は自分と切り離すのではなく、自然な形で自分を開示し、『自分はこの組織に必要なんだ』と体感してほしいのです」

組織の価値観を一方的に押し付けるのではなく、個人のストーリーと会社の進むべき道が重なる部分を探す。アシスタントの方まで含めた全員で、働く時間の長さに関わらず「同じ思い」を共有するプロセスこそが、よい働き方につながるという考えです。

「きれいごと」が「実感」に変わるまで

一方、現場で若手メンバーと向き合う大川さまは、自身の経験を踏まえてこの取り組みの価値を語ってくださいました。

「新卒で入ったばかりの頃は、理念と言われても『きれいごと』に聞こえてしまう時期があります。でも、経験を積んだときに初めて『うちの会社はこれを大事にしていたんだ』と気づく瞬間がある。その気づきを得る前に、仲間が去っていくのを見てきました。それがすごくもったいないんです」

マイパーパスを考えることは、自分自身を深く掘り下げる作業です。「自分は何のためにここで働いているのか」を問い続けることで、理念との接点を早めに見つけ、納得感を持ってキャリアを歩んでほしい。そんな願いが込められています。

「変わらないは、つまらない」

横浜総合事務所さまの名刺には、「変わらないは、つまらない」という印象的なコピーが添えられています。

山本代表は、「若い世代は成長とともにパーパスが変わっていくもの。それでいいんです」と笑顔で話します。たとえ今は自分のことがうまく表現できなくても、考えようとすること自体に価値があります。視点が変われば、見える景色も変わる。その変化を組織として楽しもうとする姿勢は、まさにそのコピーを体現しているようでした。

今回のインタビューを通じて、マイパーパスを共有する最大の価値は、完成した言葉そのものよりも「問い続け、共有し続けるプロセス」にあると再確認しました。

一人ひとりの人生の背景を知り、重なり合う部分を見つける。たとえ運用面では大変でもその対話を諦めない。そんな温かなつながりが、変化の激しい時代において、組織を支える揺るぎない土台になっていくのではないでしょうか。

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