なぜ、私たちは「LeRIRO福岡」を応援するのか?(シリーズ第5回)LeRIRO福岡との出会いが「私たち」にもたらしたもの

企業の応援は社員の「熱」にもなる
前回、私たちがなぜ2年目もルリーロ福岡への応援を続けると決めたのか、その理由と次なる挑戦についてお話ししました。地域課題の解決という大きな目標に向かう私たちの道のりは、決して平坦ではありません。しかし、この挑戦は、私たちの会社にもう一つの嬉しい変化をもたらしてくれました。今回はそのことについて、少しお話ししたいと思います。
応援は「自分ごと」から始まる
ルリーロ福岡とのパートナーシップは、まず私たちの社内にポジティブな影響をもたらしました。そのきっかけの一つとなったのが、期初の私たちみらいコンサルティンググループ全体会議後に実施した懇親会です。この会に、ルリーロ福岡の島川代表と2名の選手をゲストとしてお招きしました。
島川代表の会場にいる全員を熱い空気で包み込むような乾杯の挨拶や、サイン入りグッズをかけたイベントは、社員の間で大いに盛り上がりました。この日を境に、多くの社員がチームのファンになってくれたのです。
チームが地域の一員として奮闘する姿を共有する中で、社員の間では部署や役職を超えたコミュニケーションが自然と生まれるようになりました。「次の土曜日に試合だよね?応援いく?」「SNSみた?地域イベントに選手たち参加してたね」といった会話が、仕事の垣根を越えた共通の話題となり、組織の一体感を高めています。
企業の応援は、社員のエンゲージメントを高める
企業の社会貢献活動というと、とかく「社会のため」という側面ばかりに焦点が当たりがちです。もちろん、それは非常に大切なことです。しかし、この経験を通じて私たちは、スポーツチームを応援することは、応援する企業自身にも大きな価値をもたらしてくれることを実感しました。
社員が「応援したい」と心から思える対象があることで、仕事とは別の場所で感動や興奮を分かち合うことができます。共通の話題が生まれることで、部署間の壁が低くなり、一体感が生まれる。これは、社員一人ひとりの会社に対する愛着や、仕事への熱意(エンゲージメント)を高めることに直結します。
ルリーロ福岡との取り組みは、私たちみらいコンサルティンググループが掲げる「地域を元気に」という目標が、単なるスローガンではなく、社員一人ひとりの「自分ごと」として浸透していくプロセスでもありました。
地域課題の解決に本気で向き合う私たちの挑戦は、社員の心にも火を灯してくれる。これもまた、私たちが2年目の応援を続けると決めた、大切な理由の一つと考えています。
【シリーズ記事】
なぜ、私たちは「LeRIRO福岡」を応援するのか?(シリーズ第1回)
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