Regional Transformation地域創生
2022.11.07
第3回ふくしま人財イノベーション
皆さま、こんにちは。
2022年10月4日に「ふくしま人財イノベーション」の第3回イベントを開催しましたので、概要についてご紹介いたします。
前回に引き続いて、株式会社プレイノベーション様に講師をご担当いただき、「探究」をメインテーマとして取り上げました。答えのない問題に対するアプローチとして、自分自身の思考を探っていくワークショップです。
ワークショップにおいては、参加メンバーが普段抱える「答えのない問題(モヤモヤするもの)」を取り上げ、掘り下げていきました。自分自身の頭の中で、なぜ、その「モヤモヤ」が発生するのか、解消するために必要な課題は何かを探究し続けることにより、事象の解像度が上がっていくことを実感できました。また、他メンバーからの質問によって、問題の本質に気付くこともあり、皆で探究し合うことの効果を感じることができます。
ワークショップの感想として、下記のような意見が出ました。
・問いと仮説を立てる構造が、業務プロセス改善に活かせる
・もやもやを書き出すワークがストレス発散になった
・自身の言葉の解像度を上げるために有効だと感じた
・モヤモヤは探究の宝庫
・立場の違う方からの意見は参考になった
個人的に印象に残ったのは、「インターネットが発達し、なんでもすぐ検索できる現代においては、普段の生活において探究する機会自体が減っている。探究する能力は、訓練していくしかない。」という一言でした。欲しい情報を簡単に検索できてしまえば、一つずつの物事を掘り下げる機会が少なく、いざという時の考える力が足りないのかもしれません。このワークショップを通して「探究」する力を向上させ、福島の未来に繋がるアプローチを考えていきたいと思います。
引き続き「ふくしま人財イノベーション」の取り組みを加速させ、福島県から東北地方、日本、世界へ発信していきたいと思います。
<執筆者>
ふくしま地域共創コンソーシアム株式会社
吉田 爵宏