「新規上場を目指すにあたり、労務問題が顕在化するとガバナンス体制や業績へのインパクトが強い」
「上場審査をクリアするような労務管理体制がわからない」
このような課題を抱えていた企業に対し、グループ8社の労務デューデリジェンス(DD)を実施。上場審査をクリアするための労務管理体制の構築を支援しました。
新規上場を目指す企業にとって、労務管理体制の整備は重要な審査ポイントの1つです。本支援では、グループ全体の労務DDを通じて課題を明確化し、改善策を立案・実行。さらに、当初予定していなかった組織全体の活性化につながる支援もおこなうことで、コンプライアンス遵守の体制構築だけでなく、組織全体の成長にも貢献しました。
相談内容
- 新規上場を目指すにあたり、労務管理体制の課題を抽出し、問題がない体制に改善したい
- 規模の大きなグループ会社の労務DDをまとめて依頼したい
お客さまが感じていた課題
- 上場審査をクリアするような労務管理体制がわからない
- 規模の大きなグループ会社の労務DDをまとめて依頼したい
キーワード
- 高品質な労務DD : グループ8社に対する丁寧な労務デューデリジェンスと改善支援の実施
- 柔軟な対応 : 流動的な状況にあわせた支援内容の調整と時間の有効活用
- 組織全体の活性化 : 労務管理担当者の育成、ワークショップなどによる組織全体の活性化

- ● グループ8社の労務DDを実施し、労務管理体制の実態を把握したうえで、課題を明確化
- ● 明確になった労務課題に対して、新規上場に向けた改善策を立案し、体制を整備
- ● 課題の改善のみならず、意思決定が早く、スケジュールを前倒しできたことにより生じた時間を有効に活用し、当初予定していなかった、組織全体の活性化につながる支援を実施(労務管理担当者の育成支援、未来セッション、ワークショップ)
- ● ワークショップ後に課題を設定し、その結果を経営陣と共有して次回の研修内容に反映

- |お客さま|
- ▶ コンプライアンスを遵守する、上場審査をクリアするような労務管理体制に改善できた
- ▶ 組織全体が活性化した(労務管理担当者の成長、未来セッションによる自社の価値の再認識、労働時間削減ワークショップによるアクションプラン作成)
- ▶ 部門間のコミュニケーションも活発化したことで部署間の連携強化
- ▶ 幹部から部下へのフィードバックが盛んにおこなわれるようになり、若手社員の成長実感が向上
- |証券会社|
- ▶ 労務面の引受審査において安心感をもっていただけた
まとめ
新規上場を目指す企業にとって、労務管理体制の整備は避けて通れない重要課題です。とくに複数のグループ会社をもつ企業では、各社の労務管理状況を把握し、一貫した体制を構築することが求められます。本事例では、グループ8社という大規模な労務DDを実施し、上場審査をクリアするための体制構築を支援しました。
成功の鍵は、高品質な労務DDと柔軟な対応力にありました。単に課題を指摘するだけでなく、具体的な改善策を立案・実行することで、コンプライアンスを遵守する労務管理体制を構築。さらに、スケジュールの前倒しにより生じた時間を有効活用し、労務管理担当者の育成や未来セッション、ワークショップなど、当初予定していなかった組織の活性化につながる支援も実施しました。これにより、上場審査をクリアするための体制整備だけでなく、組織全体の成長と活性化にも貢献することができたのです。