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8tips右肩上がりの経営

2021.11.24
右肩上がりの経営

Xの時代を華麗にトランスフォーメーションする

Xの時代を華麗にトランスフォーメーションする…

以前からよくいわれていた「7割経済」が、いま現実となろうとしています。
ひとりの企業人としても、「そうあってほしくない」と切に願っていましたが、現実は甘くはなさそうです。

もちろん、7割か8割かといった不毛な議論ではなく、一度スローダウンした経済活動すべてが元に戻らない、という趣旨であることはご理解いただいていると思います。また、本当は、業種業界、地域・個別事情によって違いもあるのですが、どうしてもマイナスの側面が強調されて目につくことがあるのかもしれません。

ただ、その原因はウイルス禍だけではありません。急速に社会に浸透するデジタル技術、深刻な環境問題を背景としたEVシフト、政治的な変動や地政学的な動きなど、複層的なことが背景にあるのはおわかりのとおりです。

◯X(◯◯トランスフォーメーション)をはじめ、サステナビリティ、事業再構築、リスキリング、などなど、いくつもの初耳キーワードが飛び交うこの時代、私たちが特に意識したいポイント、として4つあげてみました。

常識や前提を疑う

言わずもがな、大きな変化が波のように押し寄せる中、これまで常識だと思っていたことがそうではなくなる、ということを経験してしまった以上、あらゆる場面で再検証が必要なのではないでしょうか。
たとえば、よく使われる「選択と集中」。解釈の仕方もありますが、経営資源を集中させることのリスクをこれまで以上に留意する必要がある、と感じています。

想像力、妄想力を鍛える

過去の延長が未来ではない、ということであれば、もう想像するしかありません。場合によっては妄想、といわれてもおかしくない発想力が問われる気がします。
少し前までは自動運転の空中を移動する車(もはやクルマとは言えないかもですが)が普通になる社会が来る、といっても相手にしてくれる人は少なかったのですが、もう妄想とはいえなくなりました。

競争と共創を柔軟に考える

切磋琢磨しない社会からは活気がなくなります。一方で、自前主義だったり自己中心的な考え方ばかりでは循環型経済など実現するはずもありません。競争するところ、共創するところ、を柔軟に考え、使い分けることが求められます。

本質・真因まで掘り下げる

たとえば、社員が退職する際の理由などはわかりやすいのではないでしょうか。本人からは「家庭の都合で」とか「キャリアップのため」「やりたいことが見つかった」、正直な方であれば「給料が安い」といった理由を伝えられることが多いと思いますが、多くの場合それは表面的な理由で、本当は「仕事に魅力がない」「人間関係がうまくいかない」など、少し話しづらいことが多いのではないでしょうか。ただ、それだけではなく、さらに深掘りしていくと、「ビジョンへの共感がない」「価値観が共有できない」、といった要因に行き着くこともあります。
もし、「離職率が高い」という現実の経営課題を解決する際に、要因を深掘りしておかないと、給料を上げる、といった小手先の対策にとどまり、結果、何も変わらない、となってもおかしくない、ということです。

いかがでしょうか。X時代を華麗にトランスフォーメーション(変身・変形)していきたいものですね。

 

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